医学部合格 家庭環境 早期教育 生まれながらの資質 

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少子化によって

多くの大学は定員の確保に

奮闘している中、
医学部だけは
10年前、20年前よりも入学
合格が困難になっている。

本書を参考に考える。

医学部合格に影響する要因の考察

やる気、意欲では合格できない

現在、
医学部を志願する受験生の多くは
浪人を視野に入れざるを得ない。
そんな熾烈な学力競争を潜り抜けた
合格者像とはどんなものか?
多浪が多発する医学部受験では
  • やる気がない
  • 勉強不足
などでは片付けられない状況であり
真摯に勉強に取り組み
勉強ばかりしていた
と独白する10人以上の
私立医学部を受けた者が
全て不合格となるのが
現在の医学部受験である
三浪四浪と必死に
勉強を重ねてダメならば
それはやる気や意欲とは
別の要因があると考えるべきだろう
と本書で著者は言っています。

勉強習慣の有無なのか

学力上位ではない高校では
学習習慣のない生徒が多い。
故に
蓄積型の学習が苦手なので
唯一の勉強の
機会になる、
定期テストが成り立たず
簡略化していき
大学受験勉強が崩壊していく。
勉強習慣の有無は重要である。

アクティブラーニングは不利か

蓄積型の学習から逃避したものが
行動型(アクティブラーニング)に
移行したくても
その指導には準備が必要で
実現されるのが難しい。
蓄積型の知識が必要なので
この逃避は現在の医学部
受験では不利に働く。

教育投資の不足なのか

その生徒にあった
教育投資が必要なのに
その原資がない家庭が増えている。
(相対的貧困率拡大)
学習支援費用をかけれないので
お金をかけずほぼ無試験の大学へ
入っていく。
受験戦争には、金銭や文化的蓄積など
家庭環境問題が存在する。

親自身の教育歴 学習体験なのか

金銭的なことだけではなく
親の学習体験がなければ
受験のノウハウや心構えが入手しにくい
故に勉強から疎遠になっていく。
しかし、医学部受験生にこんな問題を
抱えている生徒はほとんどいない。
圧倒的な家族からの支援を受けていても
これほど苦戦しているのである。
家庭環境は医学部合格に直接関係している
とは言い難い。

生まれながらの資質なのか

そこには経済と環境とは別に
受験勉強という特異な学習形態に
高度に適応できる「適正」「資質」の問題
がある。
旧帝大学医学部の合格総数600名
(2017年度国公立医学部前期試験
志願者数約18000人)
旧帝大学の医学部合格は
トップアスリート級である。
トップアスリートには
確かに資質が関係している
ことは容易に想像できます。
しかし、
この素質が有れば楽して
合格できるかといえば
そうでない。
体格がいいトップアスリートは
体格がいいだけで
優勝はできない。

早期教育なのか

父母の影響を考えるなら
早期教育についても
考える必要がある。
しかし
早期に教育することが
有効ならば
その
ノウハウが確立していても
おかしくないが
あまり耳にしない。
むしろ幼児から思春期まで放置していた
が勉強ができるという話は
よく聞く話である。
本書で筆者は
早期教育も「適正」「資質」次第で有効である。
「適正」「資質」で言うならば
強烈な努力を継続しうる特徴を指すと
考えられる。
難しい課題を前にしても萎えない気持ち
持続的に努力を重ねられる精神力
厳しい競争を受け入れる意志
これらが生まれながらの「資質」の還元すると
考えるのが妥当だと
言っています。

まとめ

確かに子育てを経験している時
資質もあるので限界があるとは
よく言われたものです。
本書には、
経済的なことも早期教育も
この資質の上で有効であると
言っています。
でも
私はそれは
トップ中のトップを
目指している者のみ
気にすることで
医学部全部ではないと
思います。
萎えない気持ち
努力を重ねられる精神力
厳しい競争を
受け入れられる意志が
才能であるというのは
納得です。
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