【貧困】豊かさの中の心の飢え マザー・テレサ あふれる愛 沖 守弘著

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物質的な貧困に対しては

経済の方からのアプローチを受け

改善されやすいですが

それよりも深刻なのは、心の飢えや乾き。

そのことが、マザー・テレサの活動を

記した、

この本を読むと理解することに

なります。

マザー・テレサとは

1910年に旧ユーゴスラビアで生まれる。

18歳の時ロレット修道会に志願、入会。

37歳の時ロレット修道会を離れ、

パトナの医療宣教修道女会で看護学を学び

カルカッタのスラムで学校を開く。

カルカッタスラムで飢えに苦しむ人や

死を待つばかりの人のための援助を

キリスト教の教えのもと、

行っていく。

1981年「ノーベル平和賞」を受賞。

1997年死没(87歳)

人間にとって最も悲しむべきこととは

活動を通してマザー・テレサが確信していること

人間にとって最も悲しむべきことは

病気でも貧乏でもない

自分はこの世に不要な人間なのだ

と思い込むことです。

マザー・テレサ あふれる愛 沖 守弘著

世間から見捨てられ、起き上がる気力も体力も

ないものが路上に倒れ伏し、死の寸前で

運ばれてくる。

この時、死を待つばかりの人に

何がしてあげられるのか?

マザー・テレサには、とても大切なことを

この人々に与えます。

身なりを粗末ながらも整えてその人が

横たえるベットを用意し

しっかりと手を握り、

ゆっくりと暖かいスープを口に運びながら

「あなたも、私たちと同じように、

望まれてこの世に生まれてきた大切な

人なのですよ」と話かけもう一度、

力を込めて手を握る。

誰にも見向きされず、路上で死ぬ身だった

かもしれないこの人に

せめて死の瞬間だけでも

人間らしく過ごさせてあげたい。

マザー・テレサはそういう思い出いっぱい

だったのです。

どうぞ殺しなさい。あなたが(活動)をやってください

インドという土地でヒンズー教の中の

カトリックの施設ゆえに嫌からせや妨害に

あう中でマザー・テレサはこう言いました。

「どうぞ殺してください、

私はいつでも天国に行きます。

でも、私が死んだあとは、

あなたがたでこの施設をやってくださいね」って

マザーテレサ あふれる愛 沖 守弘著

死と間近な人に対しては

限りなく優しい眼差しが、脅迫者には

一歩もひかぬ毅然をした態度になる。

この確信を持った強い行動が弱い立場の人々を

助けていくには必要なのです。

まとめます。

日本の医療の中で医療では救えない

死にいく人々のためのホスピスはありますが

それとは、格段違うものです。

マザー・テレサが作った「死を待つ人の家」は

本人ですら何を望めばいいのかさえ

わからない、路上に捨てられたような人々に

心を砕く。

生きるとはどういう事かを人の死の間際に

まざまざと見せつけるマザー・テレサの

究極の救いを垣間見ることができました。

マザー・テレサ
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