責任を取る子に育てる『親の品格』坂東眞理子著

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子供が不祥事を起こした時に

親が責められることがあります。

親が有名人なら

お詫びの記者会見をしたり

子供が犯罪のようなことを

起こしたなら親の政治家が

辞職したり…

親子は一蓮托生と言わざろう得ない

ようです。

子供自身がしっかり“責任“を取るような

人間になるには

どのようにすればいいのでしょうか?

連帯責任を取らされる親

子供が成人しているにも関わらず

親が子供のしたことに対して

社会に連帯責任を求められるのは

個人主義の世界では

少し違うかなあと思うところが

あります。

しかし著者は

親がしっかりした

子育てをしょうとする気持ちを

強めるには連帯責任があるという

ことは有効であるとしていますが

一方で

子供自身が自分のしたことに

責任を取る態度を養うには

あまり効果がないと

指摘しています。

自分でしたことは自分で責任を取る

自分で責任を取らせるためには

5、6歳でも、何か悪いことをしたなら

自分で謝られます。

この時、親が恐縮してしまい

後始末をしてしまったり

自分がやったの如く謝罪し

子供自身は傍で「ごめんなさい」と

口先だけで謝っているようでは

子供は自分のしたことの

責任を取ろうという

気持ちにはなりません。

例え、自分が目をはなした隙に

やってしまったことでも

やった子供自身に片付けと謝罪を

させることを心がける必要が

あります。

「悪いこと」と「迷惑をかける」とは違う

この二つを混同しないことを

著者は記しています。

「人に迷惑をかけなかったら…」

「人に迷惑をかけることをしてはいけない」

と教える親が多いのですが

「人に迷惑をかけなければ

 何をしてもいいのか?」と

錯覚してしまう子供も多いのです。

これは誤りです。

誰かが見ていなくても

誰かに直接迷惑をかける訳では

なくても

「悪いこと」はしてはいけないのです。

そこをしっかりと教えないと

自分を卑しめてしまうことになります。

嘘をつく、傷つける、いじめる

乱暴する、責任を取らないなどの

「悪いこと」は

人は見ようが見まいが

相手が許そうが許さなさそうが

「悪いこと」なのです。

“天網恢恢疎にして漏らさず“

自分の中の“倫理観“があれば

人間がなすべきこと、

してはいけないことが

親がいようがいまいがしっかり

自分で判断できるようになるのです。

“責任を取る“ということは

自分のやった行為や考えが

「悪いこと」だとしっかり自分で

自覚できることから

始まるのでしょう。

まとめます

いつまでこのように親子とは

影響されあうのかと

疑問に思っていました。

理屈では成人すれば

責任は個人に移るのが

現在の日本は

個人主義であるようでも

やはり、責められるのは親である

ことが多いのです。

最終的な責任は薄れて来つつある

年齢になったとしても

ある意味、一生、子供に対しては

責任があると言った方が

合っているような気がします。

ならば、幼少時の時に

しっかり「悪いこと」についても

教えていく必要があると

思いました。

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