マスクを外して大丈夫?『新型コロナワクチンの本当の「真実」』宮坂昌之著

新型コロナワクチンの真実新型コロナワクチンの真実
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ワクチン接種が進むと

「マスクは外しても大丈夫?」なんて

思ったりしませんか?

不織布のマスクなどは

化学繊維だし、

お肌にとってよくないと思うし

息苦しいし…

頑張ってワクチン接種したのだから

そのぐらいの恩恵があってもいいじゃないかと

思ってしまうのは

私だけではないと思います。

そんな疑問に対しても

本書は解説していますので

紹介します。

ワクチン接種と同じぐらいの予防効果がある?

ワクチン接種が終わったらマスクを外して

自由に行動できるのかという

疑問に対して著者は

「いやそうではない」と言っています。

初めはマスクに懐疑的だった

今では感染予防には欠かせない

マスクですが

著者たち公衆衛生学者たちは

特殊な医療用マスク(N95など)以外は

ほとんど感染予防に効果がないと

主張されてきました。

それというのも

マスクの編目はウィルスの100倍以上

大きく、

これでは空気中に漂うウィルスを防ぐことは

できないからです。

従来の医学的調査でも

インフルエンザに関する限り

マスク着用だけでは他者からの

感染を予防する効果はほとんどないか、

極めて低いという結果が出ています。

こういう結果から

2020年以前の

WHO発行の「感染マニュアル」には

マスクによる上気道感染の予防効果に

はっきりとしたエビデンスはないと

していました。

著者もそのような見解だったのです。

ところが

新型コロナウィルスのパンデミックが起きると

マスクを着用することで

明らかに

感染リスクが下がることが

わかってきました。

感染者が他者に向かって

ウィルスを放出するを防ぐには

かなりの効果があることがわかりました。

ワクチン接種とマスクの関係について

本書では

ワクチンの効果の調査結果や

ワクチン接種が先行して行われた

外国の様子から解説しています。

わずかにすり抜けているウィルス

いろんな議論がある中

米国・ロックフェラー大学で

2回のファイザー製あるいは

モデルナ製のワクチン接種を終えた

417名について、

接種後二週間後から約2ヶ月間、

毎週、

唾液検体によるPCR検査を行い、

感染者出現の有無を調べた結果、

2名がPCR検査陽性で

軽い

風邪症状があり、「中和抗体」という

感染するとウィルスを無力化するために

出てくる抗体が検出されたことから

感染が確認されました。

有効率が90%以上を示すワクチンを

2回打ったにもかかわらず

すり抜けてきたウィルスがあると

いうことです。

また、

このような稀な感染例であったとしても

ワクチン接種することで

より強い中和抗体ができているため

軽症で症状が出にくい感染者が

他者にうつしてしまうということが

起こってしまうのです。

社会の中で

広範囲にワクチンが行き渡るまで

油断ができない状態なのです。

トランプ大統領はマスクに消極的だった

マスクの感染予防効果を確認するため

米国50州でマスクを着用義務のある・なしで

レストラン再開業をした場合、

それぞれ

感染者数、死者数を比べてみました。

マスク着用義務なしでは

人口10万人あたり

平均643・1例の感染があったのに

対して

マスク義務化あり場合、

新規感染者は平均62・9例と

10分の1という結果でした。

また、マスクを義務化して6週間後には

新規感染者数は9割減、

死亡者は8割減という結果となったと

本書では書かれています。

ワクチン接種が進んだ国でも感染が再拡大

世界で最も早いペースで

ワクチン接種が進む中東のイスラエルは

16歳以上の人口の約8割が

2回の接種を終えて、

1日の新規感染者数が

平均で12人まで減少しました。

英国でも2021年6月時点で

ワクチンの1回接種が成人人口の80%、

2回接種は58%に達し

1日あたりの新規感染者数は、

ピーク時(2021年1月)の約6万8000人から

1000人台までに(2021年4月)一気に

減少しました。

しかし、イスラエルでは

一旦、新規感染者数がゼロに近かったのに

1ヶ月後には

1000人を超える新規感染者数となり

英国では少しずつ上昇が見られ

半年後にはピーク時に近い

5万人を突破する新規感染者となりました。

二つの国で

ワクチン接種後共通して行ったことは

接種後、室内でのマスクの着用や

集会の人数制限の解除を行い

パンデミック以前の日常生活を

取り戻しつつありました。

ワクチン未接種者を襲うようになったウィルス

ワクチン接種がある制度進む中、

これだけの新規感染者が増えるというのは

どういうことなのでしょうか?

新規感染者の多くは

ワクチン未接種者であることがわかってきました。

その例として

米国が『シアトルタイムズ』の記事を

あげています。

それによると

「新規感染者の97%が

 ワクチン接種未接種者である。」と

書かれています。

英国からも同様なデータが報告されています。

ワクチン接種した者からすれば

そりゃそうだろうと思いますが

それにしても、

ワクチンを打ってないというだけで

これほど狙い撃ちのように

未接種者がかかるのは何故なのかと

考えなくはありません。

マスクもワクチン同様大切な防御手段

これは、

ワクチン接種が進み、

死者数が減ることに

政府がマスク着用や行動制限を解除したために

国民で全体に油断が生じて

今まで以上に病原体を伝播しやすく

なっているのです。

ワクチン未接種であり、罹患歴もない人に

ウィルスがかかっていくのも

わからないことはないのです。

インフルエンザの流行が激減したのは

新型コロナの猛威のためだと

いうこともありますが

これだけ、

マスクや行動制限していたら

たとえ、コロナでなくても

他のウィルスもかかりにくいという

先生もいます。

確かにこれほど、

感染防御に勤しんだ日々はありません。

「集団免疫」を獲得することは

根本的な解決策になるということがあり

ワクチン接種を先行して行った国々は

できるだけ早く元の生活に戻そうと

図られることが多いですが

著者はワクチン接種普及後すぐに

元に戻すのは、

時期尚早と言っています。

マスクも大切な防衛手段なのは

ワクチン接種をしても変わらないと

いうことです。

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