【数学】基礎はつまらない?パラシュート勉強法 「超」勉強法 野口 悠紀雄著

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数学と聞くと「あー苦手だ」と言う人が

文系の割合が多い大学受験からも

言えることだと思いますが

この本の著者は

学問としての数学は確かに難しい

と思うが学校教育レベルなら

他の科目より難しいことはないと

言っています。

著者紹介

野口 悠紀雄(のぐち ゆきお)

経済学者

1940年生まれる

1963年東大工学部卒

1964年大蔵省(現 財務省)に入省

1972年にエール大学でPh.Dを取得

『「超」整理法』(中央新書)がベストセラーに

なぜ数学は難しいと思いこむのか

それは、数学の勉強法だと

著者は言っています。

特に

基礎が重要。

基礎から順に理解しつつ先へ進め

わからなければ基礎に戻れ

という考え方に問題があり

基礎にこだわるがゆえにかえって

多くの人が途中で挫折してしまう

ことになる

確かに

何をするにも“基礎“というのは

大事だとよく言われるが

その割に

“基礎“はつまらなくて

それにこだわっていると、

途中で

「やーめた」と言いたくなる

パラシュート勉強法

そこで

その基礎にこだわらない

登山で言えば

麓から一歩一歩歩いて山頂を目指す

のではなくて

ケーブルカーや飛行機で上がり

パラシュートで頂上に降りる

イメージ。

高山の素晴らしい空気や眺望だけが

目的ならわざわざ歩いて

登る必要はないのだ。

数学の勉強も同じように

途中の経過は省略しても良いと

本書では言っています。

日常生活でもこうした方法を

多用しています。

テレビを見るのに半導体の知識まで

必要ないということです。

数学が苦手な生徒に利用できる

このパラシュート勉強法は

数学の成績が非常に悪い生徒を

教える場合が有効なんじゃないかと

思います。

とりあえず“数学の嫌な感じ“

“できなそうな感じ“を取り除く

心理的効果が期待されるからです。

「今のところがわからないなら

その前まで戻って基礎からやり直そう」

というのは、

問題の先送り感や

正解までの距離を感じて

怠惰になってしまうということです。

本書では

それまでのところは当面無視して

現在の項目について

教科書に出ている

例題だけを丁寧に教え、

繰り返し解いて

覚えさせることを推奨しています。

つまり、

現在の地点にパラシュート降下

するということです。

なんだかおもしろそうですね。

通分は約分や最小公倍数を使わない

例えば、分数の足し算1/12+1/2を

教えるとして

「12×2を共通の分母として

2/24+12/24=14/24とすれば良い」

ということを覚える。

「共通の分母になった時、

なぜ分子だけを足すのか」

などという理由は説明しない。

「とにかくこういう規則だ」と

覚える。

答えは約分すると7/12なるがそれは

別にしばらくは14/24でいいとする。

本当は最小公倍数12で通分する方が

いいのだがそれでは

「最小公倍数」を覚えなければならない

ので、非効率ではあるが

「分母を掛け合わせれば良い」

とする。

何度もこれができるようになれば

約分も自然にできるようになる。

こうすると直近のテストだけは

良い点数を取れる。

とにかく、過去も未来も無視して

直近のテストで良い点数を取ることに

に注力する。

まず、苦手意識を取り除くには

直近のテストで良い点数を

とることが大切なのです。

そのことで超数学が苦手な子には

点数=意欲となる。

真面目なのに数学が苦手な人は

「悪点数=基礎に戻ろう」

になりやすく

そこで怠惰に時間を費やしてしまう。

ウキウキ感がないのです。

(まあ勉強にウキウキっておかしい?)

数学好きの人は、

公式とか知らなくても

難問を解いたりしますw

でも、苦手な人が

授業を苦痛でなくなるだけで

良いのと本書では言っています

やっていくうちに真理がわかる

分数の概念を例えばリンゴを分割して

覚えることがありますが

それよりも

「このような表記のものを

分数というのだ」と

頭から受け入れさせる。

概念を図で理解してもその後の

計算過程にはあまり役に立たない

からです。

計算をやっているうちに

分数の概念も

なんとなくわかってくるはずと

著者は言っています

まとめます

確かにわからなくなるたびに

はじめからやり直すのも

勉強が怠惰になる原因になる

ので手っ取り早く成功体験を積む

方が学習効果はありそうです。

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