ベーコンと年収の関係『夢をかなえるゾウ』水野敬也著

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本書を読んで

どんなことにビジネスのセンスが

表れているのか

わからないものだなあと

感心してしまったところが

あったので紹介します。

目玉焼きがベーコンエッグでなかった

こんなことが何の意味があるのか?

本書では夢をかなえるために現れた

ゾウの姿をしたインドの神様ガネーシャに

教えを乞いながら

そのための「課題」をこなして

僕の願いの

「成功する」「お金持ちになる」を

叶えるために奮闘するストーリーですが

その「神様」となるガネーシャの

お世話を僕はしなければならず

その「お供物」として

朝食は目玉焼きを作ってあげるのですが

ガネーシャは

そこにベーコンが入っていないことに

激怒します。

僕にとっては「なかったから」という

些細な理由からベーコンなしの

目玉焼きを用意したのですが

ガネーシャはその何気ない行動に

“ビジネスセンス“のなさを

指摘しました。

「ビジネス」とは人の欲を満たすこと

ざっくり言うとな、

稼ぎいうのは、これだけ他人の欲を

満たせとるか、

それが数字にそのまま表れとるんや。

腹が減った、眠い、遊びたい、

気持ちよくなりたい…

人にはそういう欲があるわな。

その欲を快適に満たして、

対価としてお金もらうんが今の世の中では

『ビジネス』て呼ばれてんねん。

『夢をかなえるゾウ』水野敬也著

人にはどんな欲があって

何を望んでいるか

そのことを見抜けるやつ、

世の中が何を求めているか

わかるやつ、

そんなやつが事業を成功させたり

出世したりすると言いたいのです。

僕はガネーシャの「ベーコン欲」が

見抜けなかったことが

僕が成功できない諸悪の根源と

言っているのです。

そこまでベーコンエッグでなかったことを

とやかく言われたら

僕も反論します。

ヘンリー・フォードは欲の先取りをした

そんなにベーコン欲しかったんだったら

最初から言えばいいじゃないですか。

朝ごはんにベーコン出せって。

そしたら素直に作りますよ。

自分が最初から言わないから

ダメなんでしょ。

僕の責任にしないでくださいよ。

『夢をかなえるゾウ』水野敬也著

これでぎゃふんと言わせたと

たかをくくった僕でしたが

ここから本質に向かいます。

自動車の育ての親、

ヘンリー・フォードは

みんなが早く走りたいという願いを

抱いていると察して

早く走る馬を用意するのは無理なので

自動車という機械を作って

みんなの「もっと早く走れる馬」が

欲しいという願いを叶えたことで

世界でT型フォードを1500万台

生産することができ

事業を大きくすることができた

ことを僕に聞かせます。

人はな、

わざわざ『〇〇が欲しい』なんて

教えてくれへんのや。

人が何を欲しがっているかを

こっちが考えて、

予想して、提案していかなあかんのや。

人の欲満たす、いうんは

そのくらい難しいことなんや。

そのことをフォードくんは

誰よりも理解してなんや。

『夢をかなえるゾウ』水野敬也著

人間のもっと早く快適に移動したい欲を

馬では無理とふんで

機械に走らせなあかんと考えられた

フォードくんを称え

ベーコンすら用意できなかった

僕を罵ります。

人が意識していない欲に気づけ!

ワシがベーコンを欲しがってるからいうて

「ベーコン欲しい」なんて言うと思てたら

まちがいやで。

ワシかて朝、目玉焼きが出てきた時に

はじめてベーコンのこと気づいたもん。

そうなる前にあらかじめ、

ワシのベーコン欲を見抜いて、

ワシが言う前に

ベーコンが用意してある状態、

これを自分は目指さなあかんのや。

『夢をかなえるゾウ』水野敬也著

屁理屈とも取れる

ガネーシャの言い分に

僕はムカつきながらも反論できません。

そうです。

人が何かを欲しがる時

「〇〇が欲しい」と言うとは限らない。

しかもそれをビジネスにするなら

人が自分自身でも意識していないような

“欲“まで想像できなくてはならないと

言うことです。

僕のように「欲しけりゃ言えよ」では

ビジネスのセンスがないと

言われても仕方がありません。

たかがベーコンがなかっただけで

これだけの教えをこじつけれる

「神様」ガネーシャは

やはり、“いかさま“ではなく

僕が師匠と崇めれる?存在なのかも

知れません。

「神」は細部に宿ると言うことでしょう。

夢をかなえるゾウ
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