夫婦仲が悪いのになぜ、子だくさん?『妻のトリセツ』黒田伊保子著

妻のトリセツ妻のトリセツ
アイチャッチ
スポンサーリンク

妻とは、やることなすこと

意見が合わない!

いや、それだけではなく

こちらが暑がりなら向こうは

寒がり、

向こうが神経質ならこちらは

大雑把といった具合に

感性までも真逆という

夫婦があります。

こんなケースは結構あるようです。

本書では、

こんなに合わないもの同士が

どうして結婚するのか

その理由を解説していますので

紹介します。

感性が真逆の人と結婚してしまう理由

こんなに感性が真逆なら

結婚しなければよかったのに…

自分が快適なことを相手も

快適だと思い、

好きなもの嫌いなものも似ていたら

楽しい結婚生活のはずだったのに…

子孫の生存可能性を高める

恋に落ちる男女は

生物多様性の倫理に則って

感性が逆な相手を選ぶ方が

遺伝子の多様性を極め

子孫が残しやすいということです。

地球上のほとんどの生き物は

生殖を第一使命としています。

その最も効率がよい方法は

「タイプの違う相手との掛け合わせ」

だったり

「生殖機会ごとに相手を替えること」

なのですが

後者は

例え、それが生きとし生けるものの

使命であっても

人としてだめなので

前者について行われることが

多いということになります。

感性が真逆の人に惹かれる理由

動物は

フェロモンと呼ばれる物質によって

生殖相手を取捨選択しています。

確かに

“フェロモン“については

相手を惹きつける匂いだと

いうことはよく知られています。

その匂いの種類が

遺伝子の免疫抗体の型に

対応して

生殖ホルモンと連動して匂いで

自らの免疫抗体を相手に

知らせているのです。

フェロモンを発する「HLA遺伝子」

そのフェロモンを作り出しているのが

「HLA遺伝子」で

この遺伝子は、体臭に個性を与え

異性に対する

“好き“ “嫌い“の感情に

影響を与えています。

人はこの「HLA遺伝子」から

発せられる匂いに惹かれていることが

明らかになりつつあると

本書では書かれています。

「HLA遺伝子」はいわば

白血球の血液型みたいなもので

両親のこの型が違うほど

子のHLA遺伝子の多様性は高くなり

免疫抗体のバリエーションが

増えることになります。

よってHLA遺伝子の型が

違えば違うほど

男女は強く惹かれ合うと

いうことです。

違えば違うほど生存率が上がる

免疫抗体の型は

その個体の生態としての感性を

決めます。

この型が異なる相手と子供を作れば

子孫のバリエーションが増えると

いうことになります。

子供のバリエーションが増えると

いうことは

簡単に言えば

寒さに強い個体と

暑さに強い抗体は交配すれば

子孫にはどちらの型も混じって

いるので

極端な話、

地球が温暖化しても寒冷化しても

誰かが生き残れるし

神経質と大雑把は確かに真逆ですが

感性が真逆だと感じる夫婦ほど

生殖相手としては

抜群であると本書では

書かれています。

逆に、好きな食べ物も好きな映画も

笑いのツボも

一緒という夫婦は

相手にイライラすうることなく

まるで、

親友のように穏やかな関係を

築くことができるのですが

その相手には“発情“しにくいので

セックスレスになりやすいと

著者は指摘しています。

感性の違う相手との生活の仕方

感性が真逆であっても

子供も教育方針、家、親の問題等

どうしても話あって

意見をまとめなくてはならない時が

あります。

そんな時は

「ビジネスプレゼン」のように

考えるとよいようです。

相手と意見を交わすとき

例えば、昼食に行く時、

そばが食べたい夫とパスタが食べたい妻

だったとしたら、

パスタのデミリットである

「太る」「油っぽい」などを言い並べず

そばの「この時期しか食べられない」とか

「日本酒に合うよ」などの

メリットを

言われると妻は自分にも

ゲイン(手に入れられるもの)が

あると理解できると

「そばでもいいか〜」っとなるのです。

少々面倒ですが

上手くいくコツとしては

「妻相手に子そビジネスプレゼンを」

心がけなくてはならないのです。

まとめます

感性ややることなすこと違っても

それは生きとし生けるものの定めと

思うことだと著者は言っています。

子孫を残すためには

感性の違うもの同士が結ばれるのが

自然の摂理なのです。

なので、

感性の違う妻とうまく過ごすには

妻の選択を否定せず、

他の選択のメリットだけ言っていれば

妻の方も自分にとっての

「ゲイン」(手に入れられるもの)が

あるとわかると

プレゼンは通りやすくなるでしょう。

妻のトリセツ
スポンサーリンク
スポンサーリンク
inuimieをフォローする
スポンサーリンク
ぽつのブログ

コメント