三島由紀夫

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命売ります

④本当に「命」を売ることができるのか?『命売ります』三島由紀夫著

『命売ります』という表題から 考えて、主人公は 「命」に対して高尚な考え方の持ち主 かと思いきや、この章は 羽仁男が「命」を必死に守っていく 話へとなっていきます。 「命を守る」なんて当たり前のことです...
命売ります

③死の間際に見える風景『命売ります』三島由紀夫著

死ぬことに失敗した男、羽仁男(はにお)は 命を売ることにしたが 逆に 自分の命を売った依頼人の方が 死んでしまうという結果になって しまう。 そして、次の購入希望者は 薫という男子高校生で ...
命売ります

② 生きる意味を見出すことの無謀さ『命売ります』三島由紀夫著

自殺に失敗した羽仁男は どうせ死ぬなら“命”を売ろうじゃないか と目論み、 一度目の依頼では 「只今売れ切れ」になったものの 死ぬことができませんでした。 今回は2回目の依頼の場面での 印象的な本...
命売ります

①「凡庸」にも「孤独」にも耐えられない男『命売ります』三島由紀夫著

“命を売る“とはどういうことでしょう。 他人の命を売ったら犯罪ですし 自分の命を売れば その代金を使うことは できません。 でも、本書の主人公は自分で 使うことができたのです。 “自分の命“売るつ...
金閣寺

【認識と行為】③私の本心を見抜いて下さい『金閣寺』三島由紀夫

1956年に書かれた本書は 戦争末期から敗戦以降の 国宝の金閣寺を舞台に 戦時中も焼けることなかった 文化的な貴重な建物を 寺で修行中の学生が放火してしまう 実際あった事件を題材に 書かれた小説で...
金閣寺

【耽美】②内反足の柏木 吃りの溝口 それぞれの「美意識」『金閣寺』三島由紀夫

1950年に起きた実際に起きた 金閣寺放火事件をもとに その犯人の若い僧侶をモチーフにして 書かれた小説で その事件に至った経緯を 著者が独自の発想で物語に 仕上げたているので リアリティがあり ...
金閣寺

【感想】①乳房から茶に乳を注ぐ光景『金閣寺』三島由紀夫著

1950年に起きた 金閣寺放火事件をベースに書かれた 三島由紀夫の作品。 金閣寺の美しさと凡庸さを 人間の中にも見出し 同化させていき 挙句の果てには 金閣寺を燃やしてしまうのです。 ...
春の雪

【感想】禁忌で不可能な恋から永遠の愛を知る 春の雪 三島由紀夫著

同じ相手なのに隔たり(障害)が できた途端、 それを乗り越えてまでも行きたくなる というのが厄介な恋の道。 文学作品ながら 少女漫画の様なところもある小説で うん!うん!と頷き、笑いながら 読んで...
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