夫は気づいていない「妻を絶望させるセリフ」『妻のトリセツ』黒川伊保子著

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わかっている。

悪気がないのはわかっている。

でも、

怒りが心から沸き起こってくる

なぜなのか?

それがあなたの「セリフ」に

配慮がないから…たぶん。

夫は

妻を愛していないわけではない。

それはわかっているのに、

夫から発せられる

その「セリフ」が

夫が気が付かない間に

妻を繰り返し傷つけている。

本書ではこの無自覚な夫への助言が

紹介されています。

説明しなくても察してほしい女性脳

「言ってくれればやったのに」

妻が椅子の上がって

電球を交換しているとします。

夫はそういえば

昨日切れてるって話してたなと

思い出します。

妻は少し不機嫌な感じがする…

居ても立ってもいられず

「やろうか?」と声をかけると

「私がやるからいい!」と

取りつく島もない状態で

しばらく経ってから

「わかっていたなら、私がやる前に

 やってくれたっていいんじゃない」と

文句が出てくる。

その時、

「言ってくれればやったのに」と

夫は地雷を踏んでしまうことが

あります。

このセリフのどこが悪いのかも

わからないのは

男性脳であるがゆえになのです。

ここに脳の性差が出ているのです。

女性脳は対象に意識を集中させている

女性脳は対象(例えば夫)の

ちょっとした変化も見逃さない、

相手が何か言わなくても

何を求めているか、

どうすれば相手が喜ぶか

その意図を察して生きていると

著者は指摘しています。

それは物言わぬ赤ちゃんを

育てるために

女性脳には装備されている能力で

それゆえに

「察する」=「愛の証」だと

信じて止まないのです。

「察する」のを放棄した男性脳

察することを放棄したこの

「言ってくれればするのに」

いうセリフを何の躊躇もなく

言ってしまう夫はそのセルフが

「僕はあなたに何の関心もない」

「あなたを大切に思っていない」と

いう言葉に変換されて

女性脳のには伝わっているのです。

察する機能が付いていない男性脳に

察しろというのは現実離れしている

ようで

「言ってくれれば、やったのに」は

本音であり、

思いやりでもあるとさえ思っている。

この時、夫は

「気が付かなくてごめん!

 僕がやるべきだったね」が

正解だったと著者は助言して

います。

妻が絶望する夫のセリフ

この他にも妻が絶望する夫のセリフを

著者は本書でピックアップしています。

①「だったらやらなくていいよ」

家事が大変だと訴える妻に対して

「君のやっていることは

 僕(あるいは世間)にとっては

 それほど重要ではない。

 やらなくても気にならない」と

言っているように妻には

聞こえるのです。

②「つまりこういうことでしょ?」

妻が愚痴を言ったら

「わかるよ。大変だね」という

“共感フレーズ“だけで十分なのに

頼んでもいない

要約や解決策の提示を

してしまいます。

これは、妻でなくても

世間一般の人に対しても

ストレスを増やすことなのです。

③「おかずは、これだけ?」

夫は不満を言おうとした訳では

なく、

ご飯の量に対してのおかず量の

塩梅を聞いたのに過ぎないのですが

妻には、

「たったこれしかないの?」と

不満を言われたように聞こえる

のです。

④「今日は何をしていたの?」

家事が思うようにできなかった

妻に対しては

「一日家にいて、家事も満足に

 できないのか」と言われた気分に

なるのです。

思い通りに家事が進んだ場合でも

このセリフを言われると

「こんなことで一日過ごせていいね」と

蔑まれた気分になるのです。

⑤「いいな〜君は。一日〇〇(子供)と一緒で

人によっては何より子供と

一日中いるのが辛いと

感じることがあります。

そうゆう自分を責めていたり

する場合があります。

専業主婦や育休中である場合

④や⑤は致命傷になることがあり

特に優秀な専業主婦を持つ夫ほど

妻の家事労働の量や大変さが

気づきにくいと

著者は指摘しています。

プロセスに興味がない男性脳は

妻が要領よく家事をこなしていると

「本当に楽な仕事」と

思ってしまい、

「専業主婦なんだから、時間あるだろう」

「会社には、仕事をしながら子育て

 している部下もいるぞ」と言ってしまい

さらに妻の傷を広げてしまう

ようです。

まとめます

大抵の妻はこれらのセリフを

言ってしまう夫に対して

“悪気はない“ということは

わかっています。

夫を人格まで酷いとは思わないし

愛がないと思ってもいないでしょう。

それゆえに、

誤解される夫も不憫なのです。

あくまで“セリフ“に対して怒っている

妻が大半なので

その“セリフ“だけに配慮できれば

良いということを夫は本書を参考に

理解すると

妻との無駄な摩擦が避けられる

のです。

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