【挑戦】フリーランスという仕事『迷わない』櫻井よしこ著

迷わない迷わない
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「常に挑戦を強いられる緊張感」

「緊張感にひるみながらも

 撥ねかえして前に進もうとする努力の味」

「確認したくなる、胸の内の静かな闘志」

著者のアドレナリン分泌度合いは

相当のものでしょう。

5分のウォーキングすら取れないくらい

頭や神経を使っているようです。

そんな著者がフリーランスの仕事に

ついて触れているので読んでみたいと

思います。

著者紹介

櫻井よしこ

ジャーナリスト。1945年父親の貿易関係の

仕事のためベトナムのハノイで生まれる

戦後、帰国し大学はハワイ州立大学卒

「クリスチャン・サイエンス・モニター」

英字新聞社を経て

日本テレビ「きょうの出来事」の

メインキャスターを16年務める。

1995年

『エイズ犯罪 血友病患者の悲劇』で

大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。

フリーランスの強さ・弱さとは

フリーランスの強みは

自分の意思で物事を決めることが

できることだと著者は言っています。

例えば

今やっている仕事から撤退したい場合

自己決定でそれができます。

逆にいえば

期待以下の実績しか残せない場合

いつでも辞めさせることができる

という不安性さがあることが

弱みとなると

著者は言っています。

英字新聞からフリーランスに転向

著者が勤めていた

クリスチャン・サイエンス・モニターの

東京支社が閉鎖されることになり

それを機会にフリーのジャーナリスト

となったのですが

その時の心境は、どんな権力にも

財力にも屈服せず、署名入りの記事を

世に発表し認めれるという

夢に向かって邁進し武者震いをしていた

そうです。

とはいえ、すぐに仕事はありません。

自分の「売り込み」という営業

20本の記事案を数社に送り

1社のみから返事をもらうことができ

その「草魚の稚魚の放流」が採用され

夢中で取り組んだ結果、

署名、イラスト入りで掲載され

夢の実現に近づいたことを

喜んでいました。

原稿料は採算が合わない赤字続き

自分が温めていた記事案は採用され

原稿になりますが赤字続き

しかし、

著者は取材費が持ち出しになり

しかし、赤字になっても

記事が書ける喜びの方が

上回っていたようです。

日本テレビ「きょうの出来事」に抜擢される

こうして自分の好奇心の赴くまま

採算など度外視して

記事を書いている内に

テレビのニュース番組のキャスターの

オファーがきます。

迷いながらも承諾し、

ニュースキャスターの道を歩み始ます。

ニュースキャスターとしては記者が取材

し原稿を滑舌よく読んでいくのですが

著者は原稿の内容を自分で少し

読みやすい表現に変えたりしてしまい

制作者や会社との摩擦も激しくなって

いきます。

差し違える覚悟の人事要求

「あの人を辞めさせるか私が辞めるか

のどっちかです。」

と言い放った著者。

結果、残る予定だった番組デスクを

退けることとなります。

大組織の人事にフリーランスの著者が

口を挟み一大騒動になりました。

しかし、もう決まっている人事を

覆したのです😅

まとめます

テレビで見ている「櫻井よしこ」像では

もっと優雅なイメージなのですが

実際は

大組織の中でフリーランスという

不安定な立場で働きながらも

臆することなく

対等な立場を貫いていく姿が

荒々しく勇敢な人だったのが

本書を読んだ感想です。

「同一労働同一賃金」が叫ばれていますが

著者のように

対等に扱われる人がどれだけいるか。

制度だけでは“フリーランス“が

保護されることは難しい中でも

著者のように

夢に向かって迷いのない人は

どんな立場をもひっくり返す力を

得ているのだとわかりました。

迷わない
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