「そう言うあなたは失敗しないの！」なんて言い返しても無駄。
「そんなこと言ってたら何も言えないじゃん？」
って返されるだけ。
他人の失敗を容赦なく細かく指摘する人って
周りにいますよね。
そういう人ってどうゆう人なんだろう？
相手がどうゆう心境なのか理解できないと
ストレスがたまるいっぽうです。
その理解のヒントがこの本には書かれています。
他の視点からの理屈が想像できない
冷静に考えれば、立場によって物事を見る構造が
違うのだからそれぞれに理屈や言い分がある
ことは理解できるはずなのに
なぜか自信満々で自分の言ったことのみが
正当と主張できる人がいる。
口癖に「絶対」がつく
「それは絶対違う。」
「自分の言うことが絶対正しい」
と「絶対」と言う言葉を口にする。
自分の視点に凝り固まって
相手の視点に立った場合どのように
見えるのかを想像できないのである。
共感性が低い
共感性が高いと例え瞬間的に相手に対して
批判的になっても、きっと何か事情があるに
違いないと相手にこちらと違う視点がある
はずと思えるため相手の考えを
一刀両断することは少ない。
思考が単純で思い込みが激しい
例えば、相手は別に悪意があるわけではないのに
期待したのと違う反応が返ってくると
反発をあらわにして
「そんな人だと思わなかった。見損なったわ。」
などと言い出す。
「自分が気づいていない視点があるかも。」
「自分が想像できない事情があるのか？」
これらのような自分を疑う姿勢があれば
他人を糾弾することは少ない。
だが、思い込みが激しいと
自分の期待が外れるとつい攻撃的になる。
ヒューリスティックで自信満々
あまり深く物事を考えていないから
簡単に自信満々になれる。
ヒューリスティックとは、じっくり考えて
判断するのではなく労力節約で安易な
情報処理を指す。
例えば「あの会社も採用しているのだから…」
などの安易な判断はヒューリスティック思考
に相当する。
反対にシステマティッな情報処理によって
あらゆる角度からじっくり検討してみないと
気が済まないタイプはなかなか自信が
もてない。
しかしそういう人が仕事を成功させる
ことが多い。
それは簡単に自信満々になる人は
用意周到に準備できないため
なかなか仕事ができるようにならない。
認知的複雑性が乏しい
認知複雑性とは、物事を複雑に多面的に
見ることができるかどうかのことである。
認知複雑性が高いといろんな人の考え方に
共感できる。
認知複雑性が低い人は、物事を多面的に
見ることができないので自分と考え方が
違う人を容易に対立、攻撃する。
矛盾した情報を頭の中でうまく処理できず
そういった情報が入るとイライラして
頭が混乱してしまうためである。
説得するには一面的説得法が効果的
認知的複雑性の高い人には両面的説得法
認知的複雑性が低い人は一面的説得法が効果的。
例えば、商品のメリットばかり話して
売り込むのは、一面的説得法である。
逆に認知的複雑性が高い人は商品の
メリットばかりを説明されると返って
疑いを持つ。
なぜなら、認知的複雑性が高い人は
常に物事を多面的に見る習慣がある
ので自ずといろんな事をする合わせて
物事を決めでいられない。
そういう人には、両面的説得法が効果的
なのです。
感情のコントロールがうまくできない
上司に叱られた場合
認知に歪みがあると
「今度は気を付けなくっちゃ」
という気持ちではなくて
「嫌われているんだ。」
と思い込む。
そんな考えが繰り返しイライラして
うつ気分になったり感情的になったり
してしまう。
上司がどう思っているなどは結局
わからないのだからそんな相手の機嫌を
自分にむやみに関連付けたりしてしまう
のも認知の歪みなのです。
仲の良かった相手を急に攻撃する
認知的複雑性の低い人は
「敵」か「味方」か
「良い」か「悪い」か
二分的な思考をする癖がある
すぐに相手に対する気持ちが反転
してしまう。
まとめ
認知的複雑性の低い人は
受験などのテストなどには適用能力が
高いのではないかと思う。
あまり、多面的な考え方だと
答えが曖昧になってしまうため
優劣がつきにくくなりゆえに
テストなどを高得点取るには
差し支えがあるかもしれません。
それと、認知的複雑性の低い人に
攻撃を受けた際、腹も立つし
悲しい気持ちになりますが
その攻撃してきた相手も頭の中で
「どうしてこの人はこんな事を言うのか？」
とパニックになっているのだと考えると
言いたい放題でいいなあと思っていた
自分も認知的複雑性が低いと
考えられます。😆
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