「日経先物」「先物取引」など新聞などで
よく見ることがありますが
この「先物」とは何でしょう?
“先物“と聞いてあまり良いイメージが
ないのは
私だけでしょうか…
投資は“手を出さない“ “何もしない“なら、
損もない(お金も増えないけど😢)
けれど
損することもない。
積極的に資産を増やすことに
乗り出したことが
かえってマイナスになれば
何をしているのかわからない!
そのリスクを少しでも抑えようと
考えられたのが
「先物」なのです。
実際に投資をしなくても
低金利時代、投資を始める人口は
増えつつあると思うので
本書で少し勉強したいと思います。
先物取引とは
日経平均株価を指標にした金融商品が
証券会社から売られていますが
この指標となっている
“日経平均“の上がり下がりは
誰にも正確にわからないものですが
そこで、上記のような商品の
「派生商品」として
「日経先物」と言うものがあります。
“先物“とは、将来の価格を予想して
実際買う前に価格を決めておく取引です。
先物のメリット
レジで「お金が足りない!」事案はなくなる
例えば、
スーパーで買い物をしていて
商品をできるだけ安く買いたいけど
それよりも財布の中身が空っぽに
なったり、
レジで足りなくて払えない方が
嫌じゃないですか?
「これは返します。」とかいうの
ちょっと恥ずかしじゃないですか?
まあスーパーの商品は
それぞれ値段が決まっているのだから
計算してレジに並べばいいので
まだ良いのですが
株価は値段がはっきりわからない
(買う時はちゃんと値段はついてますが😅)
変動するものなのです。
それじゃ
計算通りにいかないですよね。
そこで、
そのリスク(予算を超える)を
避けるために登場した商品が「先物」です。
さあ予測してみよう!
日経平均が10500円である時
一ヶ月先は10700円くらいになってるかも…
このように予想します。
*逆に下がって10300円かもと言う考える
こともあるでしょう。
そして
その先物商品が売っている証券会社に
「一ヶ月先(どんな値段になっていようと)
“10500円“で買います。」
と約束しておきます。
一ヶ月先に約束通り“10500円“で
買います。
その株価が買う時点で上がって
‘“10700円“になっていたとしても
“10500円“で買えるので300円得しました。
約束した時点より
実際買う時点の方は上がっていれば
先見の明があった私の得(メリット)に
なります。
仮に、下がっていたとしても
お財布には“10700円”の用意があるので
損した感じ(これがデミリット)はあっても
予算を超えて買えないや
借金しないといけないなどのリスクを
回避することはできます。
先物取引は江戸時代に始まる
「先物」と言う言葉が生まれたのは
江戸時代のことのようです。
大阪の堂島で行われていた
お米の出来不出来は毎年変わるので
豊作不作関係なく米の値段を決めておこうと
考えたようです。
「秋には、1俵あたりいくらで買うか」を
決めることで売り手にとっても
買い手にとっても安定し収入を得ることが
できると思ったのですが
米が豊作なら安く買いたいのが買い手、
不作なら高く売りたいのが売り手のが
それぞれの気持ち!
先に値段を決めてしまうと
状況に応じてどちらかが損する
場合が出てきます。
そう言うのを
「先物」と呼んでいました。
実は、これが世界初の「先物取引」と
言われています。
ちなみに2011年8月から
この米先物取引が東京、大阪で復活
したと本書では記されています。
“先物“の考え方は大豆にしても
オレンジにしても
景気や不作によって価格が変動する
あらゆる商品に採用されたと言うことです。
農作物だけではなく
日経平均株価のような指標や外貨や金なども
先物商品があります。
まとめ・感想
本来は米などの農作物の取れ高が
生き物だけに不確かなので
一定金額での売買で売り手買い手を
保護できるのは望ましいので
「先物」の考えかは良いと思いました。
しかし、
あらかじめ固定して金額を決めておく
ことはかえって不公平になる場合がある
と言うこともわかりました。
それらを考えて
「先物」は農作物などの収穫時期に
ならないとわからないものや
海外の会社を買ったりするために
たくさんの外貨が必要な場合
買う時点で大きな価格変動があれば
莫大な資金の不足が生じるであろうと
考えるので、
それを防ぐためには、「先物」と言う
商品は必要ではないかと
本書を読んで思いました。
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