息子との溝を埋める信頼口座とは? 七つの習慣⑤ スティーブンRコヴィー著

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息子との溝を感じる時というのは

進路について考える時が多いのでは

ないかと思います。

『馬を水辺につれていけても水を

飲ませることはできない』という

ことわざがあるように

人や生き物は信頼していない者の

いうことは聞かないのです。

これは、生物が生きていくための

防衛反応とも言えます。

信頼していないし人から

「この水、飲みなさい!」なんて

言われても怖くて飲めた者じゃ

ありません。

本書では、こんな時のために

“信頼口座“に信頼を貯めておこうと

言っています。

それを引き出しながら

息子との交渉に望むと

溝は埋まり承認を得ることと

なるという者です。

“信頼口座“とはいったいどうして

貯めていくのでしょう?

溝ができてからでも可能なので

しょうか?

本書説明

著者は『タイム』誌が選ぶ世界で最も

影響力のあるアメリカ人25人の一人に

選ばれた国際的に高く評価される

リーダーシップ論の権威

家庭問題のエキスパートで教育者

コンサルタントとして活躍。

本書の『7つの習慣』は全世界で

販売部数3000万部を超え

40か国語に翻訳され、20世紀に

最も影響を与えたビジネス書の1位と

して紹介されている。

進路においての息子と父との間の溝

大学教授をしていた父親は

10代の息子の勉強の進捗が気になって

仕方がない。

やはり、自分の体験からこの時期に

しっかり勉強していないと

良いふ大学に入れないし

そうなると息子の人生が

無駄になってしまうとまで

考えていた。

しかし、当の息子は勉強以外の

バンド活動に夢中で勉強など頭にも

ない様子。

息子とは薄々溝ができていると

思っていると思っているので

息子本人の気持ちを

なかなか聞き出せない。

そこで、妻に息子の様子を

聞くことにした。

父親:「最近、彼の勉強の進み具合は

どうなってる。」

母親:「それが音楽に夢中に…」と言いかけた

途中で

父親:「私が聞きたいのは彼の好きなこと

ではなく成績だ!」と言った。

それからその会話を聞いた訳でもないのに

息子は

勉強のこと以外でも父親と食事にも

一緒に出かけなくなり

何気ない会話をすることなく

顔も合わさなくなり

ますます溝が深まるばかりになった。

焦った父親は信頼を貯めていこうと

息子との時間を

取ろうと食事に誘ったり

好きなものを買ってあげるなど

しようとするが、

すればするほど

拒否されるようになった。

息子はそのことがまた

父親が別のやり方で自分を否定し

他者や父親自身と比較し

評価されたと受け止めて

しまったようだった。

親子関係は殺伐としたものに

なり心を痛めることになった。

相手の大切に思っていることを自分の大切なことにする

信頼を貯めていくのが

本書で書かれている“信頼口座“なのですが

もうすっからかん状態の口座ですw

そこで母親は少し父親にアドバイスを

してみます。

「彼の成績が気になるのなら

その前にまず、彼が今夢中になっている

ものは何かを知って欲しい。」

「その上でその夢中になっていることを

心から応援しているという

意思表示をしてみる。」

「その時も決して、勉強や進路のことを

引き合いに出したりしないで!」

など本書を参考に夫婦で話し合った。

父親は会社を休み

彼の参加している音楽活動の

会場に足を運び

最前列で息子を見守ることにした。

それからは

父親との会話に数は少ないものの

父親が何を言わんとしているかは

察することができるようになり

受験勉強に気持ちをスイッチ

していった。

相手にとっての良かれを勝手に決めてしまう

自分の体験や考え方から

相手はこう望んでいるのだと勝手に

判断してしまう傾向にあると

著者は言っています。

相手と同じくらいの年齢だった頃の

自分のニーズや欲望に照らし合わせて

相手もこうゆう風にするのが

最善なのだと思い込んでしまう。

それを拒絶されるとますます

焦って貯まっていた信頼を

全部引き出してしまうことに

なったのです。

まとめます

この息子も一人の人間と考えれば

自分で判断してことは

親としては信じて見守るのが

一番だし、

親も自分の見栄や体裁だけで

干渉している訳でもないのでしょう。

しかし、その思いは信頼がない相手では

歪んで相手に受けてられるでしょう。

親のアドバイスも本当は貴重な

意見のはずなのですから

それを息子に素直に浸透させるには

まずは、信頼をコツコツと

目的以外の形で貯めていくことが

大切であると

本書では語られています。

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