思いやりと勇気のバランス 七つの習慣⑥ スティーブンRコヴィー著

7つの習慣7つの習慣
スポンサーリンク

仕事をするにあたりリーダーに

求められる基盤となるものは

“信頼感“なのですが

相手に対する信頼の度合いによっては

それだけでは押し進めると

リーダーとスタッフの間には

強者、弱者という感覚が浸透して

しまいます。

また、仕事において

例えば

何か物を販売するにあたって

売り手と買い手が競い合い

負けた方が相手の条件を一方的に

聞くような場合

こんな交渉は長く継続することは

できません。

いずれ撤退されてしまいます。

著者はそれを

WinーLoseの関係だと言っています。

この勝ち負けの関係では

リーダーの元働くスタッフなら

妥協的で怠惰になり

次への仕事へと発展していきませんし

仕事上の取引先なら

逃げられてしまいます。

そのことから

WinーWinの関係を築くためには

どうしたら良いのかを

本書では説明しています。

本書説明

著者は『タイム』誌が選ぶ世界で最も

影響力のあるアメリカ人25人の一人に

選ばれた国際的に高く評価される

リーダーシップ論の権威

家庭問題のエキスパートで教育者

コンサルタントとして活躍。

本書の『7つの習慣』は全世界で

販売部数3000万部を超え

40か国語に翻訳され、20世紀に

最も影響を与えたビジネス書の1位と

して紹介されている。

WinーWinの関係を築くためには

知らず知らずのうちにLoseになっている

本書で

取り上げられた

ある大手の小売チェーンの社長が

「WinーWinの関係なんてものは理想論」だと

言われます。

そこで著者は

「では、お客さんとWinーLoseでやってみては?」

と提案します。

すると

「それではお客さんが逃げてしまいます」

と社長は言い返しました。

すると次は

「では、LoseーWinでやってみては?」

というと

「商品をタダであげるというになり

利益がなくなります」

と答えます。

「じゃあやはりWinーWinでは」と

提案すると

「相手はそうではなかった。」と社長。

「実は、取引先とWinーWinの態度で交渉

(オープンに無理を言わず、相手の立場に

 立って交渉する)

したら、こちらの態度を弱腰と取って

つけいってきました。

そして、完全にやられてしまいました。

そこで著者は

「なぜ、LoseーWinの交渉をしたのですか?」

と尋ねると

「違います。WinーWinの関係をやったんです。」

しかし、

“完全にやられた“と言った社長の発言から

考えても

社長は負け、相手は勝ったのです。

LoseーLoseになる前に

WinーWinと思っていたことが

実は、

LoseーWinになっていたことは

価値観を踏みにじられ、恨みが燻り

結局のところ、LoseーLoseになってしまう。

本当の意味でWinーWinにしたければ

相手側とのコミュニケーションの

時間をもっと取り、相手の話をよく聞き

そこから、勇気を持って自分の立場を

説明しお互いに損得がない

交渉ができたはずだと

著者は言っています。

お互いが満足し合えるまで

話会うことができるのが

本当のWinーWinなのです。

WinーWinできない場合、No Deal とする

しかし、どちらの利益も同じなのが

望ましいがなかなか

合意できる解決策がない場合

取引しない(No Deal)を選択すると

著者は言っています。

無理やり合意することは

後々に不満を残し

一番大切な信頼関係が崩して

しまうことになります。

それでは、どこまで行っても

WinーWinの関係にはなりません。

ここは清く、お互いの意見の違いを

認めることで

尊重し合い、次の機会につなげる方が

賢明だということです。

勇気と思いやりのバランス

しかし、取引しないというのは

なかなか“勇気“のいることです。

しかし、

この勇気が大切になります。

Noという“勇気“、自分を主張する“勇気“

しかし

これが過ぎると

傲慢、抑圧的になり

何よりも大切な基盤の“信頼“を

失ってしまう。

それでは元も子もないのです。

そういう観点から

相手の気持ちを大切にする

“思いやり“が必要となります。

相手の気持ちを無条件で受け入れる

精神ともいうのでしょうか。

しかし、それが過ぎると

妥協的で怠惰な態度で接することに

繋がり、

しいては、相手の尊厳を

傷つけてしまうことになります。

“勇気“と”思いやり“のバランスが

最も取れている人が

WinーWinの交渉を実行していけるのです。

まとめます

勝ち負けが交渉の決め手のように

考えがちですが

勝ち負けの交渉は浅くて狭い

契約となるということだ。

仕事をする上での理想は

今よりの利益を上げていくごとが

できる発展性とそれが継続して

行われる持続性の維持なのです。

これを可能にするためには

“信頼“という基盤に

すべての関係者が充実した人生を

生きれるような

WinーWinの精神の実行が

必要なのです。

7つの習慣
スポンサーリンク
スポンサーリンク
inuimieをフォローする
スポンサーリンク
ぽつのブログ

コメント