言葉尻をとらえて攻撃してくる人の撃退法 加藤俊徳著

高学歴なのになぜ人とうまくいかないのか高学歴なのになのになぜ人と人とうまくうまくいかないのか
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会話の中で、

「さっき、こう言いましたよね」

「それはどういう意味ですか」

「その言葉の意味は違います」

など言葉尻をとって

本題の問題からずらしてくる

人はいませんか?

そんな相手に対して、

どのように対応していくのかを

『高学歴なのに

 なぜ人とうまくいかないのか』の

著者の加藤俊徳先生が

本書でその答えに納得できることを

書かれていたので

紹介したいと思います。

高学歴・高偏差値の人に多い

この“言葉尻“を取るのに長けているのは

テストなどで一つの正解を出すことを

究めてきた者で高学歴・高偏差値の人に

多いと著者は本書で書いています。

完全な状態を求めてしまう

では、それはなぜなのか?

今までと違って現実の社会では

正解が複数ある問題や、

正解がない問題が多くなります。

世の中のほとんどの仕事は

一つの正解を求めるだけでは

乗り切れません。

現実社会は、答えに序列がない場合が

ほとんどなのです。

「有名大学出身の部下に仕事を命じると

 納期が迫っても提出してこない。

 すでに十分な完成度になっているのに

 さらに完成度を高めようと

 手を入れ続けている」という事が

よくあると言います。

ここで重要なポイントが

「不完全な状態を恐れる思考」で

彼らは“納期“よりも“完全な状態“に

労力を注いでしまうのです。

未知の要素にお手上げ状態になる

また、既知の要素を積み上げることで

一つの正解を導き出してきた者たちは

眼前に、“未知の要素“が二つ、三つ…と

増えていくと、

「優先順位」がつけられなくなって

お手上げ状態になってしまう。

そこで、自分の“知らないこと“を

並べてくる相手に対しては、

その言葉尻をとらえて、

あげつらうという反撃に出る

ことになるのです。

左脳の発達と右脳の未発達

物事の裏側や将来を想定するには

言葉だけでは難しく、

知識や経験などを統合した三次元的に

映像化されたビジョン、

さらには、時間的な変化を加えた

四次元的なビジョンまで必要です。

どんな会話の切れ端にも、

発信者の経験や思考が反映されて

いるので、

そうした“含み“を切り離して

言葉だけでしか論じられないのが

偏差値が高い人の特徴で偏った

部分なのだそうです。

それは

左脳の側頭脳は非常に発達している

にもかかわらず、

右脳の視覚系の脳への

連絡が悪く未発達のケースが

多いからだというのです。

言葉尻をあげつらう人の撃退法

このタイプを相手にする場合、

どうすれば良いのでしょうか?

言葉は誰がどのような文脈で

しゃべったかによって、

意味するところが全く違ってくるが

彼らは右脳の視覚系の連絡が悪いので

立体的な背景を想像できないので

言葉だけを繋げて反応してくる。

だから、彼らに対して言葉で

立ち向かおうとすると、

そこに攻撃を仕掛けてくる

彼らに対して

「言葉で説明してほしい」などの

やたらこちらをしゃべられようとする

働きに応じすぎてはいけないのです、

むしろ、何を考えているか

わからない奴と思われてるか

全く何も考えていないそぶりをする

事が大切なのです。

そうです。

彼らは“つかみどころのない“人間には

「恐怖心」すら覚えるからです、

客観的にとらえられたとわかると

彼らはもう攻撃するどころか

いずれは立ち去ってくれると

著者は本書で言っています。

まとめます

著者は世の中で困って行動をしている

高学歴・高偏差値者がなぜ優秀なのに

こんな事が起こるのかと

そんな疑問に答えるような内容の

本になっています。

脳はみんな総合的には同じ能力なので

何かが偏って発達するとどこかの

部分が未熟になってしまうのは

当然のことのようです。

よく、

「この人は高学歴だから理論的に

話をしなくてはとやたら“言葉“を多く

用いようとしてかえって

“言葉尻“を取られて、

論点がわからなくなり、

撹乱されて終わってしまう事が

よくありましたが

本書を読んで、かえって“言葉“を乱立

させない方が良いということが

わかりました。

これからは

「わからない」

「知らない」と言いなから

核心に迫るまではチャンスを待つ

方が良いという事です。

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