できない理由を探すな『人生の手引き書』渡部昇一著

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人生の目標を決めて突き進む時

それらを阻む“壁“にぶつかる事が

あります。

そして、ちょっとやそっとの努力では

うまくいかないと感じた場合

人は情熱を持って

「できない理由」を探します。

人生の二つの壁

何か「これは」と思うものをやろうと

する時、人は二つの壁にぶち当たる。

自分の能力の壁

能力の壁とは、自分の問題、

言わば「内なる壁」で

努力次第でどうとでもなる場合も

あるし、まらない場合もある壁

と言えるでしょう。

環境の壁

これはわかりやすくて

自分の置かれている状況が

その目標に向かって進むことを

阻んでいる要因で

金銭的な問題や、両親や家族が

反対している場合などのことで

「内なる壁」との対比で

「外なる壁」と著者は称しています。

できない理由を探しはじめる

これらの“壁“にぶつかると

それがちょっとした努力では

乗る超えられないような気がして

そこで、人は目標に対して

「無条件降伏」してしまいがちに

なります。

そうすると

「できない理由」を人は探し始めます。

例えば、専門分野を本格的に

学ぶために「外国に行こう」と考えます。

当然、祖国から離れることで

さまざまな苦労が目に浮かびます。

慣れない外国生活、滞在費用の捻出

専門分野の難度の高さなど

いろいろあるでしょう。

そこでさまざまな悪条件をあげつらって

やっぱり無理!と諦めて

結局何も得ることなく終わってしまう。

これらの壁にぶつかっていくことを

恐れ、失敗を恐れるあまりに

人は挑戦をやめてしまいます。

そして、巧みな想像力と情熱で

諸々の壁が超えられない理由を

熱心に探します。

著者はこれら「できない理由」を

見つける情熱があれば

内的や外的の壁も打ち砕けそう

だと書いています。

結局は自分の血肉となる

これらの悪条件を払い除けることは

ただ平凡に国内で勉強するより

はるかに自分のためになるし

この壁を壊してまでやり遂げた

経験は壁にないケースよりも

結局は自分の血肉になると

著者は考えています。

物事を簡単に諦めてしまう若者

最近の傾向で物事を簡単に諦める

事が多く感じると著者は考えています。

それは一つのことに

真剣に取り組んだ事がないから

臆病になっているとも

言えるでしょう。

確かに昔に比べてら時代は

“多様化“していて

いろんな経験をちょこっと

してはまた、

次の自分が心惹かれる事に移り、

達成できなくても

次があると簡単に諦められる。

まとめます

人は自分を阻む

“壁“を壊すことではなく

「できない理由」となる壁を

必死に探し、いかにこれが

強固な壁なのだとアピールし

結局は何も得ないまま終わってしまう。

その情熱を「できない理由」ではなく

壁をぶち破ることに

注げれば辛い経験も自分の血肉に

なるのです。

「できない理由」なんて探し始めたら

きりがないし

何もできなくなってしまうのです。

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