世渡りのためのお金の使い方『人生は勉強より「世渡り力」だ!』岡野雅之著

人性は人性は勉強より「世渡り力」だ!人生は勉強より「世渡り力」だ!
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最近では重箱に赤飯を詰めて

近所に配ったら、もらった方も

重箱をきれいに拭いて

何か入れて返すのが当たり前

だったのですが

そんな

「もらいもんをしたら空で返しちゃ

 いけない」と

自然な“気配り“、“目配り“が

廃れてきているように

思います。

著者は、このような「世渡り力」が

学歴や技術よりも

仕事には必要であると言っています

著者紹介

岡野雅行(おかの まさゆき)

1933年東京墨田区生まれ。

45年、向島更生国民学校卒業。

従業員6人の

町工場・岡野工業株式会社を経営。

針穴の直径が0.08ミリという

世界一細い「痛くない注射器」の

量産化や、携帯電話の小型化に

貢献したリチウムイオン電池の

ケースを作った「世界一の職人」

「金型の魔術師」として知られる。

NASAを始め、世界的大企業からも

注文が押し寄せる。

各界の著名人が一目おく存在です。

世渡り力と切っても切れないお金

「世渡り」には“お金“が必要というのは

なんとなく頷けます。

根っこまで取らない

著者は100万円儲ければ

相手にも5万円とか10万円は返すと

言います。

全部を自分の懐に入れないと

いう事です。

これがその人間との関係の“根っこ“に

なるのです。

椎茸や松茸を採取するときも

根っこから引っこ抜いたり

胞子をばら撒いておかなければ

二度と生えてこない原理と同じなのです。

根っこを残すと次の年も生えてくると

言った具合に…

それは商売にも言える事で

目先のお金に囚われていては

商売をしくじりかねないと

いう事です。

気は心のチップ

著者は全国いろんなところに

講演に回っている時に

やっていることを紹介しています。

その時主催する会社や団体の人が

空港や駅に迎えにきてくれたり

送ってくれたりと

世話をしてくれる人、一人ひとりに

「きょうは、ありがとう」って

一万円チップを渡すと言います。

これも“世渡り“のキーワードと

著者は言っています。

講演者の方からチップを渡す

なんてことはザラにはないから

それで印象に強く残るということ

なのです。

また機会があったら

「岡野さんに講演してもらおう」と

なるのです。

手土産を持っていく

普通はお土産は主催者が用意するもので、

講演者はそれを持って帰れば良い

のですが

逆に講演する著者が手土産を渡すと

「講演者から手土産を

 もらうのは初めてです。」と

驚いてもらう事で

インパクトを相手に与える事ができると

いう事です。

著者は2時間という講演時間の間に

「岡野雅之」という人物を

印象付けて、のちの三年後、四年後に

繋げていくのです。

まとめます

今の親世代でももらいっぱなしが

常識になっているし

ましてやそんなことは

学校では教えていませんよね。

著者は学校の勉強なんかは

生きていく上で大切な「世渡り」に

ついてこれぽっちも役にたたないと

書いています。

ビジネスにおいて

強くおさねければならないが

ある場合に

このような布石のような

心遣いができているのと

できていないとでは

仕事をやり続ける上では

大きな違いとなって現れると

いうことなのです。

腕がいいだけの人は他にも

いくらでもいるのに

著者が仕事を続け成功しているのは

そのような心づかいを大切にして

本当の“縁“を作っているからだと

いうのです。

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