科学者とビジネスマンはどちらが長生き?『真面目な人は長生きする』岡田尊司著

真面目な人は長生きする真面目な人は長生き
スポンサーリンク

“寿命“の研究はその追跡の期間の長さから

一人の研究者の生涯だけで

結果を出すのは困難な研究なの

ですが

本書で紹介された研究者は

二人の研究者で寿命の要因を

傾向立てて発表しています。

ルイス・ターマンという

アメリカの心理学者が集めた

知的能力の高い子供たち

1500人のデータを利用して

フリードマンがその後の寿命を

チェックしていくことで

この“寿命“と関係する要因を

80年かかり、

その結果をもとに著者が本書で

「長生き」の要因をまとめて

書かれているので紹介します。

科学者とビジネスマンはどちらが長生き?

クーマン研究の対象になったのは

優秀な子供たちだったので

その後、社会的に成功を

おさめた人が多く、

職業のタイプで言えば、大きく

「ビジネスマン・タイプ」と

「科学者・タイプ」に分けられて

どちらが長生きしたのか

職種から言えることを

本書で取り上げられています。

極めて対照的な特性の二つのタイプ

科学者タイプの人は

能力においても、

社会的な行動においても、

極めて対照的な特性を持っています。

科学者タイプの人は、

ビジネス・タイプの人より非社会的で

子供の頃から恥ずかしいがりやで

人見知りが強く、

集団行動にもあまり積極的でなく

大人になってからも、

社会的な活動には関心がなく、

一人で行動することを好んだと

調査の結果を出しています。

科学者タイプの方が長生き

どちらの方が長生きしたかというと

「科学者タイプ」の人の方が

「ビジネスマン」タイプの人より

長生きだったようです。

科学者と非科学者で比べると

前者が四分の三の人が70歳を

超える年齢まで生きていたのに

後者は、三分の二の人しか、

70歳まで生きられなかった

というのです。

社交性や社会的活動は寿命に関係ない?

社交性や社会的活動が、

健康にとって良いのは疑う人は

あまりいないでしょう。

社交を避けて、

引きこもって暮らす事が心身の傾向に

悪影響を及ばすことは

多くの事実から知らされて

いるからです。

毎日、社会で人目に晒されながら

仕事をしてきた「ビジネスマン」が

退職してストレスから解放されて

悠々自適な暮らしがはじまると

家に引きこもりがちになり

テレビやゲームで暇をつぶして

いても、数年のうちに

亡くなってしまうケースも多いと

書いてあります。

社会とのつながりが健康に

寄与する部分が大いにあると

言えるでしょう。

社会で活躍していた人ほど

老後や引退後の生活との落差を

大きく感じ、

急ブレーキをかけたように、

急に寿命が絶えてしまうことも

少なくないのです。

学校の教師なのでは

著明にそのような状態に

陥りやすいと本書でも

書いてあります。

社会的に行動するということは

気力を高め、

その人を輝かせる一方で

その役割を失った時、逆に

作用する事があるということを

考慮に入れなくてはいけません。

社会的活動自体が

ストレスを増やすという

こともあります。

実際、社交的で社会的活動に伴い

喫煙量や飲酒量が多く

ストレスを紛らす行動が増えやすい

傾向があります。

そうしたマイナス面が

社交や社会的活動から得られる

プラスの効果を相殺してしまう

のでしょう。

それが孤独な「科学者」の方が

長生きすると言われた所以でしょう。

真面目な人は長生き
スポンサーリンク
スポンサーリンク
inuimieをフォローする
スポンサーリンク
ぽつのブログ

コメント