運動すれば長生きできるのか?『真面目な人は長生きする』岡田尊司著

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メタボ健診などでよく言われることは

「歩きなさい」です。

仕事中もエレベータを使っていると

「階段を使って!」と上司に言われる

こともあります。

どこかの企業の社長で

「階段は資源」といっているのも

聞いたことがあります。

この“運動“は本当に寿命を延ばす

効果があるのでしょうか?

激しい運動はかえって有害?

本書では、

運動が本当に寿命を延ばすのか

について書かれている部分があります。

大抵の医者自身が勧める“運動“は

激しすぎるとかえって有害だという

ことも知られるように

なってきたようです。

酸素を消費しすぎると

活性酵素を生み出し、

それが、フリーフジカルとして

暴れ、

細胞やDNAを傷つけ、

老化やガンを引き起こすという

ことのようです。

マラソンランナーとして頑張る人に

意外とうつが多いのは

頑張りすぎることで

心と体にも無理をかけるから

なのかもしれません。

心と体も、一時的に激しく酷使

するよりも

程よく継続的に使った方が

心身の健康に良いという

ことでしょう。

運動に寿命を延ばす効果があるのか

とはいうものの

多くの研究が運動することのメリットを

報告しています。

度を越さない程々の運動が

プラスに働いているということなのです。

ジョギングは寿命が長くなると予測された

ジョギングする人では死亡率が

大幅に下がり、

平均して男性で六.二年

女性で五.六年寿命が長くなると

予測されています。

ジョギングをする元気があるほど

健康なので、長生きする部分も

あるとしても

これほど、余命の違いが認められたと

いうことはやはり“運動“は

寿命にプラスの影響がありそうだと

しています。

マラソンクラブに属している人と

一般市民とで

生存率を比べると

マラソンランナーの高い

サバイバル・レートを維持し続け

二十年後に一般市民の3割以上が

死亡している一方で

マラソンランナーでは1割5分程度に

留まるという差が出ている。

ウォーキングの効果

日本のデータで宮城県の大崎保健所が

管轄する十四市町村のデータをもとに

行われていた研究によれば

四十歳男性平均余命で見ると、

歩く時間が一日当たり1時間以上か

1時間未満かで比べたところ

1時間以上歩く人の方が平均余命が

一.四年長なり、

女性の場合も、一.二年の差が認められた

と本書では紹介されています。

延び率にすると三%ぐらいだそうです。

運動は時間の経済学という点では赤字?

運動が寿命を延ばすということは

わかったのですが

延び率が三%ということは

1日を二十四時間とすると

その三%は四十三分になります。

一日1時間以上運動に費やして

寿命を四十三分しか延ばせないのは

時間のコスパはあまりよくないと

思うひともいるかもしれません。

海外の他の研究結果でも

運動に期待される延命効果は

さほど顕著ではないと

しています。

もっともそれは、歩く時間が

空費とみなすかどうかでも

違ってきます。

歩くのを楽しんで、四十三分寿命が

延びるのであれば

一石二鳥なのです。

延命効果が期待される運動に類似した項目

ハワイで行われたある調査では

2239名の中年男性(56歳〜64歳)を

対象に、

その時点での

筋力や生活習慣、両親の寿命を調査。

その後、44年間にわたって死亡率が

調べられた。

その結果、

100歳を超える長寿を遂げたのは

80歳未満で亡くなった人と

比べて、

①握力が優れている

(上位三分の一に入る2.5倍)

②タバコを吸わない

③仕事以外に運動を一日1時間以上する

④長寿の母親がいる

④以外は努力の余地があり

筋力の維持や喫煙、

1時間以上の運動を心がけていく

ことが“長寿“につながりです。

まとめます

長時間の運動や単発的な激しい運動は

かえって活性酸素を増やし

寿命を縮めていくようです。

運動もすればいいというものではなく

1時間程度のジョギングないし

ウォーキングを楽しく続けることが

大切ということです。

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