ガンになりやすい性格となりにくい性格『真面目な人は長生きする』岡田尊司著

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本書ではさまざまな“寿命“に関しての

要因を探るべく

それらの長期にわたる研究者の

結果をもとに

“寿命“に関する不思議やきっかけの

要因を著者がまとめて紹介した本

なのです。

自分では関連のないような“性格“

にまでその原因があることが

興味深かったのでここで紹介します。

攻撃的な人は自分の命を縮める

短気でイライラしやすく、負けん気が

強く攻撃的な性格は

心臓病になりやすいことは

アメリカの医師フリードマンが

循環器の専門家だったとき

外来の椅子の独特の傷み方から

このことに気がつき詳しく

研究し始めたことから

明らかになった。

それは、椅子の前ばかりが恐ろしいほど

早くすり減ってしまうことから

それがなぜなのか

不思議に思い、フリードマンが

待合室の患者の様子を伺っていると

患者たちが

せっかちで椅子に浅く腰掛けて

立ったり座ったりを繰り返して

いたことから

彼らは短気で、ゆったりできない

気質が心臓病と関係があるのでは

ないかと思う

さらに研究を始めた結果、

攻撃性の強さや競争心、敵意といった

ものが

心臓病だけではなく

他の病気のリスクも高める事が

わかったのです。

本書によると

フランスで行われた約十三年に及ぶ

“コホート研究“でも神経過敏で

イライラしたり攻撃的になりやすい

傾向は、

死亡率を高める要因となっていた

としている。

がんになりやすい性格

ガン全体でいうと、ガンにかかりやすい

特定の性格というものの

存在は裏付けされていない。

しかし、個々のがんについてみると

関係がほぼ証明されている

ものがあると著者は本書で

書いています。

肺がんについては、心臓をはじめ

循環器病と同様に

攻撃性や敵意、不安や神経質な傾向が

発症年齢を早める傾向にあると

言われているとしています。

そして乳ガンは

自分よりも子供や夫に献身しすぎる人に

多いという研究結果が報告されています。

自己抑制が強すぎる事が

ストレスを増やし免疫にも

悪影響を及ぼすのでは

ないかと考えられているそうです。

大腸がんについては

日本の研究によると

感情を抑える傾向や愛他的献身は

発症のリスクとは認められなかったが

逆に自己中心的な人が

大腸ガンになりにくいという結果が

示されており

これを解釈すると

自己犠牲的な人は余分なストレスに

晒され、少なくても良い影響が

ないということがわかる結果となった。

ガンになりにくい性格

それはヒステリー性格と呼ばれる

タイプの人がガンになりにくいと

本書では紹介しています。

ヒステリー性格は演技性パーソナリティ

とも呼ばれ、

小さいことでも大騒ぎして

激しくアピールする人が特徴と

している。

都合が悪い時は

すぐ、具合が悪くなり、少しでも

ショックなことがあれば気を失ったり

過呼吸になったり、

手足が動かなくなったりするような

行動をとることが多いようです。

こうした性格の人は

ガンになりにくいことが

言われていて

大腸ガンは先程の結果と同じ

抑制効果が認められている

ようなのです。

わずかなストレスでも、自己中心的に

みんなを巻き込んで

大騒ぎすることは

ストレスから身を守ことになり

延いてはガンからも身を守ることに

なるのでしょう。

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