【文章力】接続詞「そして」「それから」を使わない『伝える力』池上 彰著

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ビジネスにおいて伝える力は

大事なのですが

“伝えるツール“としてメールなどの

“文章を書く“ということが

あげられます。

普通に話したいことを

文書に書くだけなら小学生の作文のように

なってしまうところを

いかにビジネスに通用するような文章に

なるのでしょう。

何が原因で文章が野暮ったく

人には「何書いてるか、わからない」と

言われるのでしょう‘。

著者は文章力を高めようと

自分で接続詞は使わないと課して書いた時の

体験で書いていますが

「そして」「それから」などの接続詞を

使わないとどのような効果があるのか。

本書では例を挙げて説明しているので

紹介します。

文書をビジネスに相応しく書くためには

「そして」「それから」を入れて書いた文章と

入れないことを課した文書とは

どう違うのでしょう。

「そして」「それから」を使わないとどうなるのか

朝起きたら、天気がよかったです。

ねむかったけれども、

がまんしてふとんから出ました。

そして、手と顔をあらいました。

そして、きがえました。

それから、おかあさんが作ってくれた

ごはんをたべました。

おかずは、

みそしると目玉焼きとつけ物でした。

とてもおいしかったです。

そして、歯をみがきました。

そして、歯をみがいているとき、

もっとしっかりみがきなさいと、

おとうさんに言われました。

ぼくは、ちゃんとみがいているのにな、

と思いました。

『伝える力』池上 彰著

確かに「そして」「それから」がやたら

出てきています。

それだけでも

“野暮ったく“て“幼稚“な感じになります。

大人が書いた文章とは思えない印象に

なってしまっています。

これは文章を理論に基づいて書かれて

いたのなら、

自然に「そして」「それから」は不要に

なるそうです。

では、次は小学生レベルから

中学生レベルに著者がしてみたものを

紹介します。

目を覚ますと、今朝も快晴。

眠い目をこすりながら、

なんとか布団から出ました。

まずは手と顔を洗い、着替えをすれば、

眠気のすっかり吹き飛びました。

母が作ってくれたご飯を食べて、

気力とともに体力も充実させよう。

今朝のおかずは

みそ汁と目玉焼き、それに漬け物と

至ってシンプル。

でも、これがまたおいしいかった。

食後に歯を磨いていると

父に小言を言われてしまう。

「もっと丁寧に磨いたらどうだ」」と。

これでも丁寧に磨いておるんだよ、

内心思うが、口には出さず。

『伝える力』池上 彰著

これは、「そして」「それから」などの

接続詞を使ってないだけで

印象がずいぶん違うようです。

(文章自体も

 小学校から中学レベルになってるけど…)

著者はこのように

文章の理論が続いていること

時間の経過が明らかならば

「そして」「それから」を使わなくても

スムーズに文章が書けるということです。

「接続詞」はできるだけ使わない

むしろ、著者のように

「接続詞を使わない!」と決めて

文章を書こうとすれば

接続詞がなくても通じるような

論理を研ぎ澄ますことを

しないといけなくなるので

これを続けていくと読みやすくて

整理だったわかりやすい文章を

作る必要があるようです。

まとめます

本書では「接続詞を用いない」という

具体的なアドバイスがありました。

自分では自分の文章の幼稚さ加減や

野暮ったさ加減がわからないので

ビジネスに相応しい文章が書きたいなら

一度、接続詞をできるだけ使わないで

書いてみるとぐっとレベルアップな

文書が書けるのを実感できるかも

しれません。

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