自己分析と他者分析の関係『高学歴なのになぜ人とうまくいかないのか』加藤俊徳著

高学歴なのになぜ人とうまくいかないのか高学歴なのになのになぜ人と人とうまくうまくいかないのか
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「もう毎日、仕事が忙しくて

ここのところあんまり寝てないんだ。

それで、このあいだなんかね…」など

自分のことを延々を話す人がいますが

聞いていて、

なぜ、これほど自分のことを

語るのだろうと不思議に思うことが

あります。

日常のストレスなのでしょうか

それとも

頑張っている自分を認めてほしい

承認欲求なのでしょうか?

自己分析ができると

自分のことをよく話す人は

自分を認めてほしいという

“承認欲求“の表れの場合

実は、

自分を褒めるのが苦手なタイプのようで

直接、「自分はすごい」と

言わないが、

ギリギリそれに近い言葉を

並べてほめられたがっているのです。

それで一言、相手から「すごいですね」と

言ってもらえれば、

基本的には気持ちが収まるようです。

自己評価を育てるにはどうすれば良いか

人格形成や人材育成には

ほめられた経験が多い人は

成功しやすく、

ほめられた経験が少ない人は

うまくいかないということの

ようですが

その理由は、

ほめられた経験の少ない人は

自己評価の能力が育たないからでは

ないか、著者は考えています。

認識とは認めること

自己や他者を理解することの

第一歩は認めることで

認識と評価は繋がっています。

親や教師などの他者から、

自分の価値を認められることが

自己の確立に役立ち、

それによってきちんと自己分析が

できるようになると思われています。

他者分析とは

偏差値の高い人は

他者を分析・評価することが非常にうまいと

されています。

個人的感情を交えず、

的確に他者の能力や性格を判断する

ことができるのです。

「A君は〇〇はよくできるのに

 △△に関してはまだまだだね」

みたいな感じで言っている人を

よく見かけますが

彼らは他者分析をするのが好きで

かつそれを人に話すのを好むのです。

でも自己分析は苦手

そんな彼らに

「では、ご自分はどうなんですか?」

と聞くと、

二通りの反応があると言います。

一つは“しどろもどろ“になるです。

他者分析は得意でも、自己分析は苦手という

タイプです。

脳の領域で説明すると

左脳の扁桃体とその周囲、

感情系の脳番地が十分に

発達していない人は自己分析が

苦手な人なのです。

逆に発達し過ぎて自己分析が過ぎると

いわゆる“ナルシスト“になってしまう

ということです。

自分のことを滔々と得意げに

語るタイプです。

これだと客観性で冷静な自己分析と

いうより

自惚れし自分を認めすぎて

これも正しい自己分析とは言えなく

なってしまう。

高偏差値に偏りが多い

脳の番地(領域?)がいびつに発達して

しまうことが多いようで

高偏差値の人には

自己評価のできない人かナルシストが

多いようです。

他者分析での注意

他者評価がかなり一方的である場合

右脳にある感情系の脳番地が発達している

とは言い難いということです。

事実として見えていることや

既存の知識を当てはめて他者分析を

行っただけで背景を十分に理解した

結果ではない場合が多いからです。

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