臆病者のための億万長者入門 橘玲に学ぶ 誰でも億万長者になれるというけれど…

橘 玲橘 玲
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この本では誰でも

億万長者には簡単だと記しています。

本当に簡単なの?

お金持ちかどうかを知る方程式

この本で引用されている
『となりのの億万長者』の
著者スタンリーは
自分がお金持ちか
どうかを知る方程式を
示した。
それは
期待資産額=年収×年齢/10
この数字が純資産
(金融資産や不動産資産の時価総額から
ローンを引いたもの)
が上回っていれば
金持ちですよと定義しました。
これはなかなか難しいです。
だって
年収600万で40歳のリッチな
感じの人は
資産額が2400万なければ
お金持ちと定義されないと
いうこと。
厳しいですね。💦

浪費が少ない方がミリオネア

収入はたくさんあっても
浪費家なら貯蓄はなく
収入が少なくても
浪費が少なければ
そちらの方が
ミリオネア(100万ドルを上回った人)
に近いということですね。
資産は収入の多寡で
決まるのではなく
収入と支出の差額から
生み出されると
著者も言っている。

人口比なら移民の方がミリオネア

また、この本で引用されている
スタンリーは
アメリカで億万長者はWASP
(白人•アングロサクソン•プロテスタント)
が多いが
人口比なら人種別では
ミリオネア率上位は
ロシア スコットランドなどの移民で
多くは第一世代ということ。
虐げられた人々は
這い上がるため
倹約できるからだと言っています。

急速に増えたアメリカのミリオネア

アメリカではわずか10年で
ミリオネアが2倍に増えた。
ミリオネア比率は8%。
アメリカでは12世帯に1世帯がミリオネア。
ちなみに日本は全世帯の約5%を示め
20世帯に1世帯がミリオネア。
(金融資産のみなら3.5%)
日本でもアメリカと同じように隣の
億万長者がいるのです。

「誰でも億万長者になれる」残酷な世界

ここが第一章では「なるほど!」と思って
しまいましたしまいました。
この言葉が残酷?なの。
誰もが億万長者になれるって
いいことじゃないですか!
しかもお金持ちになる方法は
  1. 収入を増やす
  2. 支出を減らす
  3. 資産を上手に運用する
要は、稼いで節約にて
その貯めたお金を使わず
投資運用するってことだけと
著者は言っています。
誰にでもできそうじゃないですか?
著者はこのことと重ねて
次のことを言っています。

ウォール街を占拠した若者たちが叫んだように
グローバル資本主義が
「1%の金持ちと99%の貧乏人」に
分かれるのなら、これはある意味平等だ。

それにさらに重ねて

前近時代的な格差社会では
貧乏は出目や人種、国籍、宗教の違いなど
「差別」から生まれ、本人の責任ではなかったが
10世帯に1世帯がミリオネアで
彼らの多くは一代で富を築いた世界では
どうだろう

貧しい環境で育った
若者には未来の明るい事だが
そのなかでもやはり、
貧困から抜け出せない
者もいるでしょう。
その者にとってはとても暗い話で
いわゆる「自己責任」ということに
なります。
資本主義も行きすぎると
このような残酷なことになって
しまうのだと思うと
痛感させられました。
その他、少子高齢化の年金問題に
ついても述べられていました。

加齢に伴う人的収入の限界の対応策

まあこらもしんどい話ですが
年金だけでは
やはり足りなのではないかと
不安に思うのは、
私だけでしょうか?
年を重ねて定年間近には
投資運用などまとまった資金繰りが
大切である事。
何故なら、人的収入は限りがあるので
いつまでも若い時のようには
働けなくなります。
その時はお金に稼いでもらう
投資という
考えです。
それが無理な考え方と思うなら
定年の先送りで
人的収入をもらい続けることも
大きなことです。
とは言え、
いつかは労働で収入が
得られない時が
やってきます。
著者は

老後はだれもが一人投資家

やはりそれしかないのかー。
日々勉強です。😅
橘 玲
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