臆病者のための億万長者入門 橘 玲に学ぶ 生命保険は損か得か?

橘 玲橘 玲
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家計の支出をできるだけ抑えたい。

そう考えた時

この生命保険は
本当に必要なのか考えてみた。
その時に参考にした本
この本を読みながら
保険の勉強を
してみたいと思います。

生命保険とは助け合い保険。

もともと、
不幸に見舞われた人を
大勢の人で
ちょっとずつ助ける制度。
そうすることで、
自分も不幸な時に
金銭面で助けてもらえる。
いわゆる、
安心や愛情の商品なので
損得を考えるのは
おかしいのですが…
しかし、
そうゆうものだから
知らず知らずのうちに
助け合いで使われる以上の
金額を支払って
しまっているのに
気がついていないかも
知れません。
そのことを
指摘してるのが
この本なのです。

交通事故事故の確率は意外に低い

人が交通事故に遭って
死んでしまうと
保険金は払われますが
その確率がどれだけあるのか
知っているのでしょうか?
人口比で見ると一年間で3万人に一人。
交通事故だけでなく
年齢別死亡率も
1000人に一人を超えるのは、
男性なら65歳から、
女性なら75歳から。
息災の人の方が多く
ほとんどの人が
掛け捨ててしまう。

生存でも息災でももらえる貯蓄型保険

日本人は掛け捨て保険を嫌い
貯蓄型の生命保険を選ぶ人が多い。
生存していても
息災でももらえる
単純に考えれば、
保障もあってお金も返ってくる。
得した気分です。
これは保険のことを
理解するとまた
違った見方になります。

保険と貯金は別が得

保険料の原価は
一般的には
公開されていません。
しかし
私たちが支払っている
保険料の半分程度が
保険会社の手数料です。
そして
貯蓄型の生命保険は
貯蓄の部分と
保険(保障)部分があり
いわゆる
貯金と掛け捨て保険が
合体している
だけなので、
貯金は自分で貯金して
保険の部分は
掛け捨てに入っている
のと変わらないのです。
ある意味面倒な人は、
保険会社にお金を
預けて貯金してもらっている
と考えれば
損ではないかもしてません。
しかし
私たちから集めた
保険料から手数料を
引いたお金を
保険会社が運用して
利益を得る仕組みなので
お任せな分、
自分が貯金していくより
不透明な部分が出てきます。

保険料未払い問題

バブル期に高利回りで
保険会社を売っていた
保険商品が
バブルが弾けて
利益が下回り、
逆さや状態になり
保険料未払いの問題に
なったことがありました。

保険は金銭面で損

この不透明さで、
誤魔化しても
わからないだろと
保険会社にその損失を
私たち顧客に負わしたことは
保障以上に
自分の貯蓄の運用まで
保険会社に任せたことも
原因かと考えれますね。
そういう意味から保険は金銭面では
損のようです。
これほど確率も低く
ほぼ外れる
しかも手数料も高く
貯蓄性も疑わしい金融商品をなぜ
絶対に入らなくてはと
思わされるのでしょうか?

それでも保険が成立する理由

この本で著者は

それでも保険が成立する理由の一つ。
私たちがよいことの確率(例えば宝くじに当たる)
と同じように悪いこと(病気や事故で死んでしまう)
の確率も実際より高く見積もっているからだ

と記しています
良いことが起こる期待より
悪いことが起こる不安の方が強い。
精神的なもの(安心)は
お金では変えられないのかも
知れません。

保険加入のコツ

そこで本書では
  1. もっとも経費率の低い生命保険に加入する
  2. 保障は必要最低限にする
  3. 保障が不要になったらすぐに解約する

を勧めています。

掛け捨てで貯蓄は別で

何年もの保障や高額保障のものにしない。
(掛け金が高くなるので)
というものがベターなのかも知れません。
橘 玲
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