臆病者のための億万長者入門 橘 玲に学ぶ 宝くじを買ってしまう射幸心とは?

橘 玲橘 玲
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射幸心とは

人間の心理として「幸福を得たい」誰よりも…
安全を願ったりラッキーなことが起こるかも
という心理的な欲求。


この本の第二章では、この射幸心という
私は聴き慣れない言葉が出てきます。

宝くじという金融商品

ジャンボ宝くじは
1等前後賞合わせて6億円。
金額はさらに上がっている。
この宝くじは
本当にお金を儲けることが
できるのか?
普通に考えて当たる確率は
低そうだけど
たくさん買えば
ひょっとして当たって
一気に億万長者になれるのでは?
なんて考えて買うのが普通でしょう。

たくさん買えば当たると思うのか

それは、
どのぐらいの確率で当たるかを
計算できないからと
著者は言っています。

10万円買って1年間の交通事故死確率と同じ

今は7億円になった宝くじ。
7億が当たる確率は1000万分の1
著者は
日本の交通事故に例えて
1年間に交通事故で亡くなるのは
3万人。
宝くじで1等が当たる確率は
交通事故死の300万分の1。
10万分買ってようやく
1年間の交通事故死の
確率と同じになる。
自分が1年以内交通事故で
死んでしまうなんて想像も
できないですよね。
人はそう簡単に死なないので
ほぼない!当たらないのです。

射幸心をあおる宝くじ

発売日には行列ができるのは
何故か?
それは
不利なことを伝えないで
射幸心を煽っているからだと
著者は記しています。
宝くじも金融商品だとすれば
金融庁が金融商品取引法によって
リスクの説明をするべきと
言っています。

「宝くじの購入にはリスクがあります
1等の当選確率は1000万分の1で、
宝くじを毎回3万円分、0歳から100年間
購入にても、99•9%の購入者は生涯当選
することはありません」

と券面に書かれていたら💦また、

宝くじには、50%の購入代金に対して手数料が
50%かかります。
宝くじの購入者は、平均代金の半額を失うことに
なります。

などと書かれたら
小額でも買うのが躊躇
してしまいます。
半分は賞金で残りは
販売手数料を引いて
地方自治体に分配させる。
何かと
既得権益があるためでしょうと
この本には書かれています。
国家の独占事業なので
そんな不利なことは
書かないのはうなずけます。
この仕組みが宝くじを買う人には
理解されていない。
経済学では、宝くじを
「愚か者に課せられた税金」
とまで言われています。
政治家たちは増税すると
嫌われたり
選挙に不利になるので
出来ればやりたくないのです。
そこで
人々がこころのどこかで思っている
「自分は特別なんだ」
「私は当たる!」
と思い込んでしまう
射幸心を煽って儲ける方が
都合がいいということです。
この錯覚が
まだ宝くじだけならいいのですが
その他の莫大な金額の詐欺事件
例えば
和牛商法や未公開株詐欺などでも
「自分は大丈夫。」
と巻き込まれる
可能性があることを
この本では、懸念されています。
橘 玲
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