14歳からのお金の説明書  自由放任主義 政府経済介入  アダム•スミスと ケインズ

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経済が論じられるようになったのは

ヨーロッパ列強が植民地を獲得していた
17世紀の頃から。
18 世紀、産業革命が起こり資本家がうまれ
資本の蓄積も始まりました。
それでもまだ、古い中世的な習慣に縛られて
いました。

アダム•スミス登場

そんな時代に現れた経済学者アダム•スミスは
古い因習にこだわらず
人間の自由な経済活動を尊重すべきで
各自が自分の利益のため
行動するのを認めることが
市場のバランスを取るのに都合が良い
と説いた。
とにかく政府は介入しない
何かあっても治療しない。
自然治癒力に任せる。
アダム•スミスの「見えざる手」
社会は人々の分業で成り立っている。
この分業する人々は
社会全体を考えずに、自分の利益を
求めて頑張っていればおのずと社会全体の
利益につながるよう導かれる。
ちょっと神がかり?的な『国富論』が
スミスによって提唱された。
「自由放任主義」とも呼ばれている。
しかし、欲望任せの自由放任では
手に負えない事態が発生します。
1929年、第一世界大戦後の世界恐慌で
世界の経済が停滞し
失業者が溢れてかえっていた。
市場の自律作用では対処できない状態
になります。
もう自然治癒力では治らないような
感染症にかかってしまったような…

ジョン・メイナー•ケインズ登場

この大不況時に現れたのは
同じイギリスの経済学者のケインズ。
ケインズは、経済を活性化させ、
不況と失業を改善させるには
政府の介入が不可欠であると
提唱しました。
いわば、
人々の欲求の調整に政府が介入する
と言うこと。
これはスミスが唱えていたものとは
転換した考え方です。
方法としては
市場金利を下げたり、インフラ投資をしたり。
世界初の挑戦 ニューディール政策
アメリカではこの頃(1929年)
4人に1人が失業者という酷い暮らしに
なりました。
1933年にルーズベルト大統領は
国が巨大ダムの建設(インフラ)など大規模な
公共事業を行い、雇用を増やし
景気を回復させました。
それまでの
「会社や人が自由に競争すべき」という
考え方から
政府が景気をコントロールすべきという
政策へと変わりました。
そして、それが一定の成果をあげました。
自然治癒力で治らない患者を
集中治療室に入れて輸血をバンバン行う感じ。
全身に血が回り一旦元気になりました。
一旦?
図解でわかる 14歳からのお金の説明書
インフォビジュアル研究所


今回はこの本から引用しました。
とてもわかりやすいお気に入りの本です。


14歳からのお金の説明書
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