お金の教育がすべて ミアン•サミ著 良い借金 悪い借金

お金のすべてミアンサミ
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政府は

令和元年(2019年)10月から

令和2年(2020年)6月までの間、
対象店舗で
クレジットカード•デビットカード
電子マネー•スマートフォン等を使って
代金を支払うと
ポイント還元が受けられるなどとし
クレジットカードを取得することを
推奨しています。
このクレジットとはなんでしょう?
クレジットとは信用のこと。
そもそもお金とはなんでしょう?

この本には子供にもわかりやすいお金の話が
満載なので
上記のような疑問にも優しく応えられています。

そもそもお金とは何でしょう?

ミヤン•サミ氏は

お金とは価値の交換ができ
価値を測ることができ
そして、価値の保存をするができるものと
定義されています

お金の実体はその紙と交換できる
「価値」だと言うこと。
その「価値」はそのつどかわり
モノだったりサービスだったり…
自分が納得できるまでお金を価値に変えていく。
極端な話、
同じ1万円でも人のよって価値が違い、
お金がもたらす効果の程度も
それぞれなのです。
ほとんどの子供が
現金で小遣いを貰っていることが多いので
お金はあの紙切れや硬貨だと思っていて
物々交換のようにお金を使っているので
本当のお金とは何が理解しにくいと
思います。
そこで
政府も推奨しているクレジットカードが
お金の価値をわかりやすくする
きっかけにもなるのではと…
実は世の中で使われているお金の大半は
手に触ることができない電子上の数字だと
いうこと。
このことは、実際お金を見ることなく
お会計が済んでいくクレジットカードを
使用することでわかりやすい
のではないか思います。
この目に見えないお金のやり取りが成立する
背景には、それぞれの「信用」が大事に
なってきます。

信用=クレジット=お金とはどうゆう意味か?

このクレジットカードや電子マネーは
現金を持ち歩くことなく
お買い物ができるという大変便利なもの。
だけど、
これが実はお金を借りているという
行為だと自覚しにくい。
そうなんです。
借金をしているのです。
クレジットカードカードを使って
買い物をすることは、
信用を使って借金している
ようなものなのです。
ミアン•サミ氏は

世の中のお金は、すべてだれかの借金によって
生まれている
すなわち、現在では、借金をベースした
売買が行われている

と記しています。また

世の中に存在する「現金」と「信用」の総額を
100として、その量の割合は
現金が約7、クレジットが約93程度

と高いクレジット率がお金は信用で作られている
ことを示していると言っています。
故に
信用が高ければ高いほどお金を
たくさん作れることになると言うこと
になります。
わかりやすく言えば
その人の信用度によって
クレジットカードの「限度額」が違う
というのもお金=信用ということを
物語っています。
信用の大きさによってより多くのお金を
作り出せるということ。
これを子供に理解させる必要があります。
ただ、一生懸命働くだけが
お金を生み出すのではないと
親自体もここで
理解しなくては子供に正しい金融リテラシー教育
はできないとミアン•サミ氏も言っています。

どうしてクレジットカードは生まれたか?

仮に今の暮らしより良い生活がしたいという
「欲求」があるとします。
今貰っている収入で買える以上のものが
買いたい、いろんなサービスも
受けたいと思ったら
現金だけがお金だとすれば
収入を増やすためにより長い時間
働かなければなりません。
現実的には、働く時間を2倍にすることも
生産性を2倍にすることも
簡単なことではありません。
スキルアップをして時間給をあげるにも
習得するには時間がかかるでしょう。
そこで借金をすることができて
そのお金で
直接「欲求」を満たすのではなく
生産性をあげるモノ、
例えば
(短時間でたくさんの物が作れる機械など)
を買ってそれで得たお金で
借金の返済や「欲求」を満たす
ことができれば
効率が良くて現実的であり
これがミアン•サミ氏が言う正しい借金の仕方と
言うことになります。
それを可能にするのがクレジット機能
と言うことです。
では、

この借金が増えすぎるとどうなる?

ミアン•サミ氏は

借りることは返すことより楽ですので、
借金をすべて返済する前に
ついつい借りてしまう

と借りて返せなくなる場合のことに
ついても記しています。
借金をしてまでも「欲求」を満たすまで
お金を支出すること自体は
世の中の経済が活発になり
景気が良くなることになり
人々の暮らしは豊かになります。
しかしその借金が返せないほどになると
人々は破綻し
経済が衰退していきます。
日本では国自体が借金している状態で
年々借金の量は増していっています。
それは個人が返済できないほどの
借金ができて
自己破産や倒産が多発し
銀行にもお金を貸す能力が減っていく
ことによって国全体の経済が衰退して
しまうのを支えるため
政府が動いた結果として
国の借金が増えていくことになって
いきました。
借金が返せなくなるひとが増えるのは
ある程度は資本主義社会としては
仕方がないことです。
個人の繁栄が国の繁栄になるので
個人が破綻すれば、国が支えると
なるのでしょう。

借金に「良い借金」「悪い借金」がある

ミアン•サミ氏が言う
「悪い借金」とは
見栄のためだけの買い物(高級車など)
30年ローンで家を買ったりするための借金。
そのことが富を生まない借金。
「良い借金」とは
借金をして買った車で宅配サービスをして
お金を儲けるなど
借金して得たモノが
お金を生み出すように
なるモノ。
このように良い借金ができる人は
また、信用が上がりよりお金を生み出す
ことになる。
こうして、お金がある人にさらにお金が
集まり、
良い借金ができない
余裕がない人はさらに
自分の時間を削りながら働かなくてはならない。
それだけではなく、
そうやってギリギリの
状態で支出したお金はまた、
富裕層に流れていく。
富裕層はまた、そのお金を利用して
良い借金をし資産をさらに増やしていく。
国は借金しながらも個人が破綻しないように
支えようとしていますが
それにも限界があります。
この支えが破綻してしまうと
ますます衰退していくのは
余裕がなく「悪い借金」を重ねている層。
ますます繁栄するのは「良い借金」が
できる富裕層となることを
ミアン•サミ氏は子供たちにこの危険を
知らしているのです。

親子で経済のその仕組みを
しっかり理解するきっかけになった本です。
ミアンサミ
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