【口下手】沈黙の力 心配事の9割は起こらない 枡野 俊明著

心配事の9割は起こらない心配事の9割は起こらない
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「口八丁手八丁」という言葉がありますが

しゃべることややることもソツがない人は

本当に羨ましい。

それだけで実力以上の評価が得られそうだ。

思わず引き込まれてしまうような

巧みな話し方をする人は人間的な

魅力があると言えるでしょう。

そうしたことから

うまく話せないのはコンプレックスに

なってしまうこともあるでしょう。

しかし、本書では、口下手もまんざらでは

ないと言っています。

著者紹介

枡野 俊明

1953年、神奈川県生まれ。

曹洞宗徳雄山建功寺住職。

「不立文字、教外別伝」

これは、禅語で

本当に大事なことは文字や言葉にならない

仏教の教えの真髄は(経典の)文字や

(説法の)言葉で伝えることはできない

という意味です。

言葉ではなく「余白」や「沈黙」に

気持ちを込めることとはどういう

ことでしょう。

沈黙の表現力

沈黙にはときに

言葉よりもずっと気持ちや思いを

伝えることができるのです。

例えば、

自社製品の良いところを立て板に水

のごとく捲し立てられるより

取引している相手の要望をじっくり聞く

方が相手に好印象を与えることに

なります。

巧みな言葉は逆に相手にストレスを

与えることもあります。

それよりも「誠意」ある沈黙の方が

結果が出しやすいのです。

上手に話そうとすると、そこに

「誠意」を込めることができず

失敗に終わるケースもあるでしょう。

沈黙を保ちながら相手の話を聞く態度は

「信頼」を生み

セールスなら「この人から買いたい」

と思わせることができるでしょう

「維摩の一黙」

禅の沈黙のすごさを示すエピソードが

本書で語られています。

維摩居士は在家の仏教信者ですが

文殊さんからの問答に沈黙で答えた

その沈黙を「響き雷鳴の如し」と

表現されています。

こんなインパクトのある沈黙もあります。

まとめます

口下手の私にとって、流暢に話せる人

に出会うと羨ましい感情になりますが

この本を読んで巧みな話術より

相手の話を聞ける「沈黙」が大切

だとわかりました。

話すのが苦手でも大丈夫!

心配事の9割は起こらない
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