ダイエットがリバウンドしない「原則」とは何か?『続ける力』伊藤真著

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継続は力なり。

継続は成功への王道。

と言われれば

その通りと誰もが思うことですが

それがなかなか難しい。

本書では「わかっちゃいるけど

やめてしまう」この現実を打破すべき

「継続」について紹介しています。

「好きなことじゃない」が理由じゃない

好きなことなら続けられると

思いがちですが

例えば、資格を取得して

キャリアアップした自分やダイエット

できた自分を想像すれば

楽しく「好きなこと」のはずなのに

これらの勉強やダイエットは

なかなか継続するのは

難しいです。

やはり、楽しければ続くということでは

ないようです。

「好き」で始めたことであるのに

続かないのは何が原因なのでしょう。

継続を妨げる「退屈で単純なプロセス」

英単語の暗記にしても

野球の素振りにしても

ダイエットのリバウンド防止にしても

これらの継続すべき努力は

「退屈で単純なこと」で

これは「辛く、苦しいこと」よりも

続けるのが難しくさせること

なのです。

この単純作業の繰り返しを

楽しめる能力のある人は

“天性の才能“があると言えると

著者は記しています。

字を綺麗に書くこと

「単純で退屈なこと」を長続きさせる

コツとして効果的なことは

飽き・退屈さのハードルを下げる

ことです。

著者の体験談では

「綺麗な字でラブレターを書く」

「女の子にモテたい」などという

動機で始めたペン習字は一ヶ月も

たたないうちに投げ出して

しまったけれど

司法試験の勉強を始めると

採点する試験官は人間なので

限られた時間で何百枚もの手書きの

答案を採点するとき

やはり、字が幼稚であれば

「中身も幼稚」と思われる

かもしれないと、

またペン習字を始めます。

以前のよりも切実で時間も限られて

いるので

著者はテキストを買って

「漢字は大きめ、平仮名は小さめ」

「縦横の線をまっすぐ」など

すぐに実行できるポイントから

改善を目指し

答案を書く練習の時は

「権利」とか「考える」などの

頻出する言い回しを中心に丁寧に

書くようにしていきまた、

勉強の合間に毎日五分ずつ、

それらの頻出語句だけを練習する

ようにしていったとのことです。

たったそれだけのことで

中学生の時は続かなかった

“ペン習字“を続けていくことが

できて

答案も見違えるほど読みやすく

なりました。

このことで、普段の勉強も

捗ることになりました。

続けられないペン習字も

何度も失敗してしまうダイエットも

動機が強くてそれを達成した時に

喜びがあったとしても

それだけでは

「継続」は難しいと記しています。

例えば、ダイエットで筋トレすると

決めても続かないのです。

でも、「早めに夕食を取る」などの

ことは続きやすいと言います。

それは、自分の生活の中で“筋トレ“は

「原則」にできなかったけれど

“早めの夕食“は「原則」にできた

ということなのです。

この二つは同じ体重減少を図れる

のですが

“筋トレ“はなかなか継続できず

リバウンドの憂き目にあってしまします。

“筋トレ“は無意識に取り入れる

ことはできないので

どうしても「原則」というより

「例外」になってしまいます。

人間には「原則」に戻ろうと

する習慣があり、

例外が続くのを気持ち悪く感じます。

体内の免疫システムが

異物を排除するのと

同じように、

「例外的なことは弾き出して

 生活リズムを維持したい」という

エネルギーが無意識のうちに

働きます。

「続ける力」伊藤真著

特に「原則」ができてしまった“大人“は

「例外」をプラスしていくことが

困難だと著者は記しています。

そして、ダイエットとかペン習字とか

続ける対象が問題ではなく

「受け入れる自分の側」の体系

だったり、ライフスタイルだったりを

変える“自分に関心を向ける“ことも

大切であると著者は記しているのです。

まとめます

強い動機だけでは

「継続力」をつけるには不十分で

退屈のハードルを下げる工夫が

必要であることと

続ける対象に目を向けるのでは

なく

自分自身のライフスタイルを見直し

「それをやらなきゃ落ち着かない」と

いう状態まで「原則化」し

続ける対象を「例外」としない

ようにしていく必要があると

いうことです。

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