スランプから抜け出す方法『続ける力』伊藤真著

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努力をしても報われないことが

続くと「自分は何をやってもダメなんだ」

とつい思い込んでしまうのですが

本当に“自分はダメな人間“なのでしょうか?

自己嫌悪やスランプが続くと

努力を継続していくことが

困難になってきます。

本書で努力の継続の妨げになる

要因とは何なのか紹介しています。

「もう限界だ」はゴールに近づいた証

毎年、試験結果が悪く

「今年は受かると思っていたのに

 ダメだったから、もうやめようと思う」

と相談がたくさん著者のところに

寄せられるそうです。

家庭の事情や経済的な問題なら

「残念だけど、他の道で頑張って。」と

いうのですが

「もうやめよと思う」と相談にくる

受験生の大半は

勉強を続けられる環境にあながら

自分で勝手に「もう限界だ」と

壁を作り勝負を降りてしまう人が

どれだけ多いかと

著者は記しています。

山登りでもそうですが

一番苦しいのは頂上が見えてからの

最後の行程で

それはどの世界でも同じなのです。

“ダメ壁“にぶつかってからが

本番だと言っています。

それは

「合格に近づけくほど大きな試練が

 待ち受けているんだ」という

ことで

「もう限界だ」と思うほど苦しくなったら

“ゴール“に近づいた証だと思って

喜んでもいいと本書で言っています。

そして、「自分はもうダメだ」と

評価している「今の自分」は

自分に見切りをつけられるほど

立派な存在なのかと

自問してみるのもいいと

記しています。

そんなマイナス評価をクヨクヨ

しても仕方がないのでそんな時は

「自分を厳しく評価できるなんて

偉くなったなあ」とばかり

ちょっと離れて客観的に眺めるように

すると良いと本書では言っています。

スランプにつきあってこそ一人前

努力を続けているのに

見合った効果が出ない

続けていても無意味なのでは

ないかという迷いや不安、無気力は

“スランプ“となって顔を出します。

“スランプ“と聞けばあまりいいイメージ

ではないのですが

“スランプ“は目標に向かって頑張って

いるからこそ起こることで

「自分の掲げている目標よりも

 到達点が低い」ということなので

元々、“目標を持っていない人“は

“スランプ“に陥ることは

ないのです。

“ザボっている人“に“スランプ“はないと

いうことです。

まだ、褒められるべきこととまで

著者は記しています。

なので、“スランプ“をなくすより

その期間をできるだけ

短く・小さくするようにすることに

注力することが大切なのです。

一つがダメでも全部がダメでない

“スランプ“に陥った時は

自分の状況を客観的に

観察する姿勢が大切です。

紙に書くだすなどして頭の中を

整理してみるのが良いようです。

そうするとその原因は他愛もない

ものだったりします。

「あまり寝ていない」

「食事をちゃんととっていない」

「休んでいない」など体調などが

原因の場合もあります。

そして、勉強をとると確かに不調かも

しれない人でも

その人の生活全体で見れば

勉強の不調は一部に過ぎないのに

「自分は何をやってもダメだ」と

思い込んでしまうのは

“スランプ“の抜け道を探すことが

できなくなってしまいます。

「部分的な問題を全体視しない」

「短期的な問題を永続化しない」

というポイントがここでは

大切になってきます。

それは、狭くなった視野を広げる

ことになり“スランプ“から

抜け出せるきっかけとなるのです。

「自分が弁護士になろうがなるまいが

 地球全体から見れば、

 大した問題じゃない。

 自分が試験に失敗しても

 地球は変わらず回り続けるんだから」

「続ける力」伊藤真著

このように考えられれば

確かに些細な悩みのように思え

静かな意欲が戻ってきそうな

気がします。

続ける力
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