【目標達成の近道】ファスティナ・レンテ思考『続ける力』伊藤真著

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努力しても報われないと

だんだんやる気がなくなり

努力を続けても絶対に上手くいく

という確信が持てないところが

あります。

確信が持てないのに

努力を続けていくのは

精神的にキツイものです。

そこからどうやって辞めずに

また、続けていくことができる

のでしょうか。

フェスティナ・レンテ

これはラテン語で、

ローマ帝国の皇帝だったアウストゥスが

好んだと伝えられる言葉だそうです。

英語では「ハリーアップ・スローリー」

=ゆっくり急げという意味で

ぐずぐずしてはいけないが

だからと言って慌ててはいけない。

焦ることなく、

一歩一歩前進していくことが

目標を達成するための一番の近道

ということです。

「次の一歩」を踏み出すことに集中する

なりたい自分というものが

具体的にイメージできる人ことは

モチベーションを持続させる上で

重要ですが

遠くのゴールばかり見ていても

疲れてしまい虚しく

感じることがあります。

なので、

一旦そこから目を逸らして

足下だけを見て一歩一歩

「小さなこと」を重ねていくことに

専念することが必要だと

著者は記しています。

登山をしていて

ふと後ろを振り返ったら

「こんな高いところまで来ていた」と

感じるようなことや

マラソンをしていて、四十二・一九五キロを

走る時でも

五キロ、十五キロごとに目標タイムを

設定するのと同じで

未来の大きな夢を描くことと

目の前の一歩一歩に集中することに

バランスが大切だということを

本書では言っています。

人と比べない

さらに同じゴールを目指している人でも

環境や条件が違うということも

知る必要があります。

時間に余裕のある学生もいれば

多忙な仕事の合間で勉強しないと

いけない社会人や

同じ学生でも家族のバックアップして

もらえる人もいれば

テキスト代や模試の受験料をアルバイトで

やりくりしている人も確かに

います。

みんなが自分と同じ条件で挑んで

いるわけではありません。

能力においても

暗記が得意なのが、文章を読むのが

得意なのか

学習経験があるのかなど

勉強を始める段階での能力・レベルにも

個人差があります。

このように

異なる条件の友達と比べても

意味がないことだという

ことなのでしょう。

一つのことをやり遂げようとした時、

ライバルは他人ではなく自分なのです。

「昨日の自分」に比べて「今日の自分」の

方が少しでも進歩していれば

ゴールは近いということです。

メリハリをつける

トレーニングマシンを買うとき

「今度は大丈夫。絶対に続けてやる」

と思っていても

なぜか

次第に部屋の隅で埃をかぶっている。

このような光景は珍しくなく

自然のやりゆきで

決して、意思が弱いせいでは

ないと著者は本書で言っています。

スタート時点ではモチベーションは

最高に高まっているので

どんなことでもできそうな気がして

しまっているからです。

そのモチベーションは意識しなければ

じりじりと下がっていくもの

なのです。

やる気が後になればなるほどでなく

なるのは当たり前なのでしょう。

著者はやる気を上げるより

下げるのをできるだけ小さくすること

が大切だと本書では言っています。

短期間でモチベーションを高めて

休みなしに突っ走ることは

思っているより簡単ですが

そんな時は高揚している、

頑張っている自分が快感で

あったりしますが

ほとんどの場合、その後は

「疲れてしまって使い物にならない」と

いう反動が来ます。

頑張った分だけマイナスならいいのですが

ダメージの方が大きいことも

少なくありません。

それよりも、メリハリをつけて

きちんと休みをとりながら

ペースを乱さずやっていく方が

結果を得るものが大きくなります。

これも「ファスティナ・レンテ」です。

まとめます

受験に失敗したり

ダイエットが続かなかったりして

また一念発起してやろうとする時には

モチベーションも高く

これはできそう!と思うのに

また、やる気がなくなるを

繰り返すのは当たり前で

その振り幅をできるだけ小さく

するのが

「ファスティナ・レンテ」的思考なのです

続ける力
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