「暗記」を楽にする方法『続ける力』伊藤真著

続ける力続ける力
スポンサーリンク

資格試験や国家試験などは

ほとんど「記憶力」を試されている

ようなもの。

しかし、「覚えればいいだけ」が

なかなかできない。

本書には、そんなマンネリ化しやすい

暗記の作業ができるだけスムーズに

行えるような「記憶術」が

書いてあります。

その部分を紹介します。

脳に「大切だ」と思い込ませる

暗記の苦手意識を克服するには

記憶のメカニズムを知る必要があります。

とにかく「人間は忘れる生き物だ」と

思うことが大切なのです。

見聞きしたことを全て覚えていると

脳がパンクしてしまうので

時間と共にその記憶が薄らぐことで

人間は生きていけるのです。

では、“記憶される“ことと

“記憶されない“ことの差は

何かというと

「生きていくうえで大切な順」で

優先度が決められ

そうじゃないものは

忘れていきやすいのです。

法律や英単語などは生命を脅かす

事柄ではないので

覚えにくいのです。

「反復」が効果的

ではどのようなことが有効かというと

それは「反復」することです。

一度勉強しただけでは覚えてくれない

脳のために何度も繰り返しインプット

することで

「これは重要なことでは」と

脳に思わせるようにする。

しかし、「人間は忘れる生き物」なので

一度の勉強で8割がた忘れても

5回繰り返せば、

全部覚えられるということに

なります。

このように「反復」は有効という

ことになります。

感情に記憶を紐付ける

最近の研究では脳には

記憶に適した状態があるということで

シータ波という脳波が出ている時が

記憶するには最適の状態である

と本書では紹介されています。

では“シータ波“はどういう時に

出るのでしょうか?

シータ波はその人が興味を持っている

事柄に出会うと発生しやすい

そうです。

なので、暗記すべき勉強の内容に

興味を絡めると良いと

いうことです。

例えば、法律の勉強なら

「世の中にはこんな気の毒な人が

 いる」

「この裁判で勝ててよかったなあ」

など、喜怒哀楽を交えながら

記憶していくと

記憶のメカニズムの中で

重要な役割を果たす

脳の“扁桃体“が、感情に刺激され

記憶を容易にする。

実際、人から言われた“嫌味“を

いつまでも忘れられないのも

この一種なのだと思います。

こうなると、その時の感情だけでなく

周囲の情景まで浮かんでくることも

あります。

歳をとると記憶力が低下するように

言われることがありますが

年齢を重ねると感情の起伏が

若い時のように激しくないため

脳の“扁桃体“の働きが鈍り

記憶が脳に定着しにくいという

ことが起こりやすいくなっています。

記憶力の観点から言えば

若々しい感性を持ち続けることが

重要なようです。

「知識記憶」を「経験記憶」に変える

「知識記憶」とは教科書に書いてある

ことはそのまま丸呑みするような

経験を伴わない出来事の記憶を言います。

「経験記憶」は肌で感じたことの方が

記憶に残りやすいと紹介されています。

また、自分の過去のエピソードと

結び付けつことができたら

もっと覚えやすいということです。

過去の経験と関連づけるだけでなく

自分の勉強したことを

後で、「自分の経験」にすることが

できます。

それは勉強したことを

他人に話すことです。

すると

「あの時自分はこんなふうに説明した」

という経験を積み、それが

エピソードになって、

記憶されやすくなります。

そして自分の記憶を人に

理解される楽しみが

味わえたならまたそれも“マンネリ化“を

避けるようになり、その事が

記憶にも役に立つのです。

記憶のゴールデンタイム

記憶には暗記に適している

ゴールデンタイムがあります。

それは寝る前の十分間なそうです。

それは、人間が眠っている間に

その日インプットされたことを

整理し、記憶を定着を図ると

良いようです。

まとめます

「やる気がなくて続かない」と言われる

「暗記」について

脳に“大切な情報“だと思わせること。

感情に絡ませるなどを工夫すると

「暗記」を少しでも

しやすくないるようです。

後は、人に伝えたり、過去の経験を

思い出してながら

「暗記」すると

脳に定着されやすくなります。

続ける力
スポンサーリンク
スポンサーリンク
inuimieをフォローする
スポンサーリンク
ぽつのブログ

コメント