【離婚】相手への憎しみが続く心境 『7つの習慣』② スティーブンRコヴィー

7つの習慣
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「離婚したにもかかわらず

 日々相手への憎しみが続いている」

「相手に腹がたって

 悪口を言わずにはいられない」

と相談されたらどう答えるでしょう?

いつまでも憎しみが続くのは

辛いことなのでしょう。

憎まれる方も辛いけど

いつまでも憎しみが絶てないのも

辛いことでしょう。

「別れたのならいいじゃない」と

突き放すわけにもいかず

困っているところに渡りに船で本書に

出会いました。

まずは、その心境を知り

どのようにアドバイスしたら良いか

本書を参考に考えていきたいと

思います。

本書説明

著者は『タイム』誌が選ぶ世界で最も

影響力のあるアメリカ人25人の一人に

選ばれた国際的に高く評価される

リーダーシップ論の権威

家庭問題のエキスパートで教育者

コンサルタントとして活躍。

本書の『7つの習慣』は全世界で

販売部数3000万部を超え

40か国語に翻訳され、20世紀に

最も影響を与えたビジネス書の1位と

して紹介されている。

さまざまな中心

著者は人生において人は誰でも

自分のさまざまな中心を持っていると言う。

普段はその中心を意識していないないし、

それが人生のすべての側面に大きく

影響にているとは気づかない。

一般的には

配偶者、家族、お金、仕事、所有物

娯楽、友人・敵が中心のことが多い。

配偶者中心の場合

結婚することは満足感が得られ

長期間にわたり成長をもたらす

素晴らしい人間関係の一つなのですが

そればかりではなく

多くの課題も抱えることがあります。

著者はその一つに強い依存心がある

と言っています。

感情の安定のほとんどを

結婚相手から得ていたとしたら

強い依存心から相手の

気分、感情、行動、態度に

ひどく敏感になる。

そのことで様々な家庭内の出来事に

影響をきたし、

そして、それぞれの責任は増して

ストレスを感じるようになると

それぞれの成長過程で絵描いていた

人生の地図が食い違ってくる。

金銭的、子育て、親戚付き合いなど

ないかにつけて相手との考え方の

違いが浮き彫りになってくる。

相手への依存心も絡んで関係が

ギクシャクしていく。

そして結果、

対立か逃避かの二者選択しか

なくなってしまう状態に

なってしまったのだ。

特に夫あるいは妻への依存心が強い場合

さらなる痛手を負うのを恐れて

自分を守ろうと

嫌味を言ったり、相手の弱みを

あげつらったり、批判したりしてしまう。

これらは、自分の内面の弱さを

押し隠すためだと著者は言っています。

どちらも相手が先に誠意を示して

謝るかを待っている状態で

お互い、頑として譲らなければ

相手に失望し自分の相手への批判は

正しいものだと納得する。

このように配偶者中心で物事が考えられる

ことは一見良さそうなのですが

行き過ぎると

関係は破綻してしまう。

離婚していても結婚生活が続いている

このように離婚しても

相手に対しての憎しみは消えず

元夫、元妻に怒り

憎しみに取り憑かれている状態は

精神的には、まだ

結婚生活が続いているようなものだ

と著者は言っています。

相手を憎むのは自分の選択なのだ

明けてもくれても離婚した相手の

ことばかり考えて罵り、生活にも

支障をきたし、離婚したのに

まだ、取り憑かれたように

憎しみを抱く。

「あんな相手でなければ離婚しなかった?」

と聞くと

「そりゃそう。でも生活はめちゃめちゃに

 なった。もう耐えらえない。」

と答えた友人への著者のアドバイスは

「なぜあなたは相手を生活の中心に

 置いているんだ。」

「たった一人の人間と人の欠点が

 あなたの人生の地図を歪め、

 あなたの信じていることも、

 愛する人たちとの人間関係も台無しに

 している。

 自分自身がそれを選択しているんじゃ

 ないのか?」

離婚したにもかかわらず

相手に対しての“依存心“から

相手を自分の生活の中心に置き

本来、主体的であるはずの

自分の人生の地図を相手に委ねて

しまっていることに気づいていない。

自分で相手を憎むことを選択している

ことに気づくことが大切であると

いうことを

選択の責任という

表現で本書では記されています。

まとめます

この章では主体的に生きるところ

からの実行編となっています。

上記にあるように

その他、お金や所有物や娯楽など

いろんな自分の人生の中心

ありますが

著者は原則中心を言っています。

この原則中心は

どのようなものにも影響されない

他社の行動、周りの状況、その時代に流行

に頼ることがない不変のものです。

どんな中心を選ぼうが自分の選択なので

後悔しないのです。

不幸も困難も自分で選択したと

思れば乗り越えていけるものです。

自分の地図を描くことのは自分なのだと

意識し

“委ねない人生“を送りたいものです。

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