【色】荷物を軽くする色 人は見た目が9割 竹内一郎著 ⑤

人は見かけが9割人は見かけが9割
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色でものの重さが変わるということが

あるのだろうか?

本書では

倉庫の荷物の重さが

黒い色の箱の時は作業員から

運ぶのに背中が痛いなどの苦情があったが

青い箱に帰ると

荷物が軽くなったという

反応があったという例を

上げて色による重さの

感覚が変化することを記している。

興味深かったので

紹介したい。

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荷物を軽くする色

「色」は視覚からの情報だが

その「見た目」で重さが変わるとは

思えない。

実際の重さは変わらないけれど

感覚が「軽く」なったということだ。

どちらの箱を選ぶか?

本書では心理学での実験を

紹介してしている。

二つの箱を用意する。

ひとつは青、もう一つは濃い茶色に塗る

被験者にどちらかをひとつ選ぶように

指示する。

すると被験者は例外なく青を選んだ。

理由は青の方が軽そうだと

判断したからである。

人は見た目が9割 竹内一郎著

知能指数をあげる色

また、ドイツで行われた調査も

例として記されている。

部屋の色による

知能指数の変化について、

明るい色を使った部屋で遊んでいる

子供とモノトーンや茶に塗った部屋で

遊んだ子供では

知能指数が明るい部屋のグループは

十二点上昇して

白黒に塗った部屋のグループは

十四点も下がったと

報告されている。

病院に絵が飾られている理由

著者は

「病院に絵を贈る運動」という

ボランティア活動をした。

アメリカ人のイラストレーターの発案で

病院の白い壁に黒い線で輪郭だけ描き

入院患者が力を合わせて一枚の絵に

完成させるもの。

著者がこのイラストレーターに

なぜ、このような運動をしたのか

尋ねたところ

「病院に来ている患者が一瞬でも

痛みや苦痛を忘れられるように」

と言ったそうだ。

絵という視覚的な「美しさ」が

身体の痛みを和らげる効果を

期待した行為である。

まとめます

「色」という視覚的なものが

荷物を軽く感じさせて

作業効果のアップにつなげたり

部屋の色で

子供たちの知的な指数にも

影響を与えることが

驚きだった。

確かに、物の色で大きく見えたり

小さく見えたりすることは

普段、感じることはあるけれども

重さが変わるのは不思議なことだ。

病院で飾っている絵は

単にその絵の持ち主の自慢ではなく

「美しい」という視覚的な感覚で

苦痛を一瞬だけでも

忘れることができるなら

「見る」という行為の意味は大きい。

見た目が9割なのも納得できる。

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