【色】漫画はなぜモノトーンなのか? 人は見かけが9割 竹内一郎著④

人は見かけが9割人は見かけが9割
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何気なく見ている周りのものの

「色」。

何色かという視覚で

その場の居心地や相手に対しての

印象が変わってくる。

自覚があるものから無自覚のものまで

「色」は自分の「世界」を決定して

しまうほどの効果がある。

演出家の著者ならではの「色」の

扱いについて書いた本書を読んで

「色」の影響力を考えた。

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日本の漫画はモノトーン

日本の漫画は黒い線と面と余白という

白黒で描かれている。

アメリカやフランスの漫画では

カラーが多い。

外国では、マンガは芸術作品として

評価されているために

カラー印刷の流れはそんな扱いから

きているようだ。

なぜ日本は漫画は白黒なのか?

それは印刷代。

漫画は大衆向けなので

出来るだけ安価に流通させたいのである。

しかし、安く流通させたいのは

どの国でも同じではないの?

日本の水墨画の伝統

ところが、アメリカやフランスは

芸術を白黒で楽しむ伝統を持ってないから

と著者は言っている。

確かに、カラーの油絵が西洋は多い。

日本は水墨画の伝統がある。

なるほど、モノトーンには慣れている。

日本の漫画の翻訳出版が台湾や韓国が

大量に出ているのは「墨画」の伝統を

持ってる国だからなのではと

著者は言っている。

水墨画の「省略の美」がテンポを生む

日本でも豪華版でカラーの漫画もある。

著者はそれが野暮ったく感じる時が

あると言っている。

水墨画の「省略の美」が漫画読者の

鑑賞眼に適している。

確かに、

想像も混ぜながら追っていく方が

テンポよく読めて集中も保てる。

日本の漫画は内容も質が高いと

言われていますが

このモノトーン効果が作品を作り込ませず

読者自身の心地よいペースが

作りやすいのかもしれない。

まとめます

漫画がなぜモノトーンなのか?

日本は白黒芸術作品に親しみが

あるから…

確かにカラーで印刷してある漫画は

テンポがもたもたするのは確かにある。

「省略の美」はモノトーンで表現にやすく

その隙間を想像を介して

スピード感を持って臨場感あふれる

作品となる。

長い文字での説明も作り込んでしまう

カラー印刷も漫画の立体感を失わせて

しまう。

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