【メール】「お返事遅れて、すみません」は失礼なのか? 考えない練習 小池龍之介著

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自分は丁寧な意味で使った言葉が

相手の性格によっては

プライドをほんの少し傷つてたり

したり、

怒りの気持ちを抑えて書いたつもりでも

文章に怒りが乗っかったような文章を

書いてしまっていたり

することがあるのだと、本書を

読んでいて気づきました。

著者紹介

1978年山口県出身

東京大学教養学部卒

宗教家。

著書多数。

私たちのような

あまり宗教に馴染みのない人にも

禅宗やブッタ(仏教)をわかりやすく

日常生活に落とし込んで

解説してくれています。

上から目線の

説法のようなものではなく

著者からは苦悩からの生還の

様子が感じとられ

人間味のある本書になっています。

メールのメリット・デミリット

メリットは時間をかけて推敲できること。

デミリットは書いた文章が相手が読み直す

ことができる。

よって、相手に与える影響が良いも悪いも

大きくなります。

メール文章のチェックポイント

間違えた文字、例えば漢字の間違えなどは

当たり前なのですが

文章にどんな気持ちが乗っているか

の確認は

上記に記したように

メールや手紙は相手に与える影響が

大きいので

重要なことです。

まずは

自分の伝えたいことの中心は何か?

をはっきりまずは手書きで

文章化しておく。

あと、

間接的に、自慢や自分をわかってほしい

という感情が頻繁に

文章に入っていないか

相手を責めるような怒りの

ニュアンスが入っていないか

確認する。

例文として「書類を置いておいてください」言い換え

「書類を置いておいてくださいと言ったのに

なぜないのですか?」

ではなく

「書類がありませんけど

どこにあるか教えてもらえたら幸いです」

にすると

シンプルに留めておく。

内容はどちらも同じで正論であっても

文章内に自分の怒りが含まれて

いないかのチェックをする。

「お返事遅「れて、すみません」はなぜ惜しいのか

もう一つ似たような感じで

「すっかりご無沙汰してしまって

申し訳ありません」

これらは言い訳から始まっています

これを読んだ相手によっては

「あなたは私を待っていたであろうけど

返事が遅れて申し訳ない」

的なニュアンスに読みとり

その言葉を聞いた途端

無意識に

「私ってほったらかされてた?」

「返事が来なかったことに翻弄されてる?」

気分に陥ってしまう。

相手の自我を刺激しない

人は自分の価値評価の上げ下げに敏感で

返事を心待ちしていたかどうかは

別として

「別に待ってませんけど」

とちょっと

不快を感じてしまう人もいるでしょう。

なるべく読み手の内側の自我を

刺激しないのが人間関係のたしなみ

だと著者は言っています。

まとめます

「お返事遅れて、すみません」が

少し失礼だと思われるとは

思いませんでした。

メールでは相手のプライドまで

気遣ったご挨拶が必要なのです。

著者はメールなどのご挨拶は

天候などを用いて

「満月の夜に、失礼します」

的な感じのご挨拶にすると

相手の自我にふれることなく

たしなみ深いことに

なるのでしょう。

しかし、いきなり「満月が…」

は難しいでしょう。

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