【計算力】百ます計算だけで算数の力はつくのか? ピーター・フランクル 「親力」

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「百ます計算」は一時ブームとなった

小学校の計算の上達に機序した計算方法で、

縦10×横10のマスの

左側と上部にそれぞれ0から9までの数字を

ランダムに配置、

それぞれが交差するマスに答えを書く

というもの。

一番の特徴は、

「問題を解きながらタイムを計る」こと。

それによって計算力を鍛えます。

算数能力とは計算力なのか?

「百ます計算」の良いところは、

他人と競うのではなく

自分と競争するところだと

著者は言っています。

昨日や一昨日の自分と比べて

「早くなった」「正確になった」

と進歩を実感していけます。

だだ、

計算のスピードが10 分で出来ていたものが

5分、3分と縮まるのはいいことですが

それが30秒や20秒になるまで

追求するのが

本当の意味での算数能力なのかと

著者も言っています。

この、スピード感を持って計算していくのは

私は、大切だと思いますが

本書では

計算もタイムよりも、

計算問題の解き方などの

アイデアを考えるの重要で

百ます計算でなければならないことはない

と言っています。

自分で計算の工夫ができる方が

よほど大切なのです。

豊かな発想力を育てるためには?

「縦三つ、横五つのマス目が並んで板チョコを

きちんと十五個の小さい正方形の形に分けたいと

思います。

重ねて割らずに一回ずつ直線沿いに割ると

もっとも早く十五個にバラバラにするには

何回割ればいいでしょうか

「親力」ピーターフランクル著

こんな問題があればどうしますか?

最初は縦に割るのか横に割るのか

次はどうするのか…

答えは14回です。

この時の考え方は、あまり細かな方法は

ありません。

一回割れば1個が2個になり2個になった

片方をもう一度割れば3個になります。

またさらにできた欠片をもう一度割れば

4個なります。

それを繰り返すと15個にするには

14回割ると15回になる。

同じ量均等に分けなくても

とにかく、15個にすればいいと

発想できれば、

もう1個を2個にした時点で

実践しなくても15回だとわかるのです。

まとめ

実際やってみなくてわかるのは尊いですが

やはり、実践してみる方がいいでしょう。

算数力の能力がほどほどで良いなら

計算力に磨きをかけるのは

いいことかもしてませんが

「もう少し高いレベルもできるように

なって欲しい」と願うなら

計算力だけではない

“発想“や“想像力“を鍛えなくては

本当の意味の算数力を身につけること

にはならないのかも知れません。

親力
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