【小学生】数学を制する子どもは受験を制する ピーター・フランクル著『親力』

親力親力
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中学受験のポイントは

算数の点数というのは定説ですが

この本の著者は、

数学者で1971年には

国際数学オリンピックで

金メダルを獲得した

ハンガリー生まれ、日本で子供たちに

数学の楽しさ、学び方を伝えながら

幼児期からの算数(数学)の

教育に注力していて

本書にはその算数を伸ばすための

親の心がまえなどが

紹介されています。

中学受験は数学で差がつく

算数はどの教科よりも一番難しい

歴史的に見れば、

言葉や文字よりも数に関する

表現が発達するのは

遅かったし苦労してきたと

本書では書かれています。

ある国の知的レベルは、

算数のレベルと比例しているのでは

ないかということをぼくは世界を

たくさん旅してきて

感じたのです。

ピーター・フランクル著 親力

そういう意味では

日本は算数のレベルが非常に高かった

と言っています。

中学受験の算数レベルや大多数の人が

基礎的な計算力を身につけて

いると知ったからです。

そして、

他の科目と違うのは、

地理などのは

日本の地理を全く知らなくても、

南米の地理を勉強できるし、

文学でも全てを知らなくても

どこからでも始めることができます。

算数は

最初にわからなくなったら、

また、戻ってもう一度やり直さないと

いけません。

なぜなら、ある一つの問題を解くためには、

時には計算や図形などの知識を総動員する

必要があって、数学は全部がつながっていると

実感するからです。

親力 ピーターフランクル

ゆうなれば、

「高層ビル」の構造のようだと

いうことです。

ゆえに、どの教科よりも

積み重ねが必要でやはり

思いつきでやることが難しい分だけ

大変な教科と言えます。

数学(算数)は抽象的な学問

計算などがきっちりできることも

算数では得点に繋がりやすいですが

算数は抽象的な学問です。

決められた“定義“次第で変わります。

その時その時の設定を理解して解いて

いかなければなりません。

りんご一つでも、一個なのか、一袋なのか

1キロあたりなのかとその問題によって

同じ1つでも意味が変わるのです。

その設定についていかなくては

なりません。

できる できないがはっきりしている

正解が53なら53でなければ、不正解です。

52も近いですがダメです。

作文なら正解にある程度近い文章なら

0点ということはないでしょう。

できる できないがはっきりしている。

そのことが、できれば自信になり、

どんどんモチベーションが上がり

できるようになりやすく

できなければ数学嫌いになり

点数が伸びないが

キッパリと分かれてしまう

科目でもあります。

このように点数のばらつきが

多い科目なので

算数が克服できると

はっきりとした“点数“で優劣が

つきやすい分、できれば

希望の受験の必要な中学校に入れる

可能性が高くなると著者は

本書で言っています。

算数は誰でも好きになれる

「どうすれば、子供の算数の成績が上がるか?」

と相談された時、

「お母さんは算数が好きでしたか?」と

ピーターは聞くと

「大嫌いだった」と言われることが多かった

そうです。

背の高い人は、両親も背が高かったりする

場合が多いように、

同じように数学の能力も少しは遺伝もある

とピーターは言っています。

しかし、そんなに単純でもありません。

そして、これも思いがちなのですが

理想的な教師や塾に巡りあったとしても

やはり、

子供のことをよく知っっている親が

子供の適正に応じた工夫をすること

の方が大切だと本書では

書かれています。

数学の上達に本当に塾は必要か

このように

子供に応じたやり方をいろいろ試して、

全然効果がなければ

塾もありかなあと著者は言っています。

ただ、皮肉なことに、成績がいいのに自ら塾に

行きたいという子どもの方が塾で

ますます数学の成績が伸びて。

逆に成績が悪い子が塾に行ってもあまり

伸びないということが往々にしてあります。

むしろ、全然算数ができない子には

塾へ行かせるよりも家庭教師をつける方が

算数のできるようになるのではないでしょうか

親力 ピーターフランクル

このようにできる者は

どんどん成績上がりますが

成績が悪い状態で塾へ行くと

周囲の人が自分よりできると感じ

落ち込んでやる気をなくす場合もある

ことも指摘しています。

かえって成績が下がるのなら

塾は必要はないのですよね。

それよりも小学生なら

問題が解ける喜びを感じれるようにし

苦手意識はなくす方が

先決なのかも知れません。

まとめ

数学が受験を制するはある程度あたって

いると思います。

差がはっきり出やすいというのは

受験では優劣を測るのに

公平であるとも言えるからです。

算数が抽象的な学問ならば、

子供が小さいうちから数字に

馴染ませることも

必要なのでしょう。

著者が監修した“数“を使った

アルゴ カードゲームというものが

あります。

珍しいカードゲームだけど遊んでみると

簡単なので

親子でコミュニケーションを

取りながら遊べて楽しめると

思います。

親力
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