大学受験 和田秀樹 「受験のシンデレラ」<数学は暗記である>

受験のシンデレラ受験のシンデレラ
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「格差社会をぶち壊せ!」と

筆者が経験を基にした
「受験テクニック」がたくさん出てきます。
それを参考に受験の作法を考えてみます。
あらすじ
五十嵐透は東大専門塾を経営。
塾生の9割が東大合格というこの塾で
富や名声を手にしていた
「受験界のカリスマ」
五十嵐自身は東大理三卒の医者。
親友からがん宣告を受ける。
自暴自棄になりながらも
これからの人生を考えていた時
偶然入ったコンビニで、
抜群の計算感覚で店員とやり合う少女
真紀と出会う。
経済的にも親からの支援もない
真紀にきらりと光るものを感じ
残りの人生で
彼のあらゆる
受験テクニックを駆使して
真紀を東大に合格させるという話。

受験要領その3 数学は暗記である

「お前はバカか?」

「問題ができないからバカと
言ってるんじゃない。

できもしないのに、
時間を無駄にして

自分で解こうとするから
バカと言っているんだ。

できない問題はいくら考えたって
お前の今の頭じゃ

できないことになる。

その時は答えを見ろ!」


すると真紀は言います。


「それじゃカンニングじゃない?

自分でやんなきゃ力がつかないよ」



尽かさず、五十嵐は

「そんなこと誰が言った?
そんなばかなことを

信じているやつが
たくさんいるから

お前にチャンスがあるんだ。」

「問題集というのは、
やることが目的ではない。
そこに出ている
問題ができるようになるために
やっているのだ
自分で解こうが答えを見ようが
やり方を頭に叩き込んでいる点では
同じなんだよ」
それでこの
受験要領その3 数学は暗記である
が出てくるのです。

まとめ

真紀の真面目さと
真剣さがわかりましたが
真面目で愚直に勉強するだけでは
小さい頃から戦い慣れて
(例えば中学受験を経験している者)
いる受験ファイターには
太刀打ちできません。
たとえ

わからない問題は格闘するより暗記する

真紀に
数学的な才能があったとしても
難関大学の理数系には
正直、暗記数学では、
難しいでしょう
真紀は文科二類を受ける為
(学科を何処にするかも戦略の一つ)
東大ではありますが
数学の点数は並みを
目指せばいいのですから
わからない問題と
何時間も格闘するよりは
覚えてしまった方が
コスパはいいでしょう。

ただの丸暗記ではない

著者は自分の体験を
五十嵐に置き換えて
記していますが
五十嵐も東大理三なので
確かに成績が落ちた時には
暗記数学を用いたと
言っていますが
決して答えの
丸暗記だけではないと
著者のエッセイなどには
記しています。

生徒の上達につれて指導を変えていく

要はその生徒のレベルを知り
上達に連れ指導も
変えていくというのは
何を指導するにも大切なことです。
わからないのに自分で解くことや
自分の解き方にこだわり過ぎると
逆転合格を狙う者では
間に合わないのかもしてません。


受験のシンデレラ
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