専業主婦か仕事に出ると
生涯賃金は2億円になると
著者は言っています。
幸せとはなんでしょう？
やはり、経済的余裕でしょうか？
となると、共稼ぎの主婦は幸福で
専業主婦は不幸なのでしょうか？
実は、家計が苦しくても
専業主婦をやっている人の
幸福度はそれほど低くないことが
本書に書いてありました。
では、何が幸福度を高めるのでしょう
本書から紹介します。
「好き」ということ
「幸福」とはなんでしょう。
本書ではこう記しています。
1、好きなひとと愛し合い、
そのひとと家庭をつくる。
2、独身なら、好きな家族や友だちに
囲まれて暮らす。
3、好きな仕事をして、
みんなから感謝されたり、
褒められたりすること。
4、好きな洋服を着て、好きなものを食べ
人生を楽しむ。
これらに共通するのは「好き」という言葉です。
これらのことを「幸福」と呼ぶことに
大勢の人が
賛同するのではないかと思います。
「自己決定権」「自由な生き方」
幸福とは「自己決定権」すなわち
“好きなように生きる“ことと
著者は言っていますが
自己決定権のない伝統的な社会では
好きな人と愛し合うこともできず
結婚も親が決めた人とし
子供をたくさん産んで育てるのが
「女の正しい生き方」でした。
好きな仕事も働くことも許されない
時代もありました。
そんな社会では
好きな洋服も好きな食べ物も選べず
ライブやファスに行くことも
なかったのです。
時代も変わり「自由な社会」ですから
誰でも「自分の人生を自分で決める」
ことができます。
これを行使できる時代や国に
生まれたことはそれだけでも
ラッキーであると著者は言っています。
嫌なことを断れる自由
もう少し深めて話をすると
このように誰もが好き勝手に自由を
行使すると世の中はぐちゃぐちゃに
なってしまいます。
わがままな人は
ハブられ排除されるでしょう。
そこで、少し“自由“を限定して
「幸福とはイヤなことを断れること。」
とした方が良さそうだということです。
人はなぜイヤだと言えないのでしょう？
それは生きるためなのでしょう。
でったいやりたくない仕事を
上司から命じられても
「イヤならクビだ」と言われて
「じゃ辞めます。」と即答できる
人が何人いるでしょう。
やめても生活していける人
お金に余裕のある人、しいては
「自分の力で生きていける人」と
自分で思っている人なら
きっぱり断れるでしょう。
経済的独立が必要
このように
「お金がなければ自由に生きられない」
という考え方を経済的独立と言います。
お金だけでは自由に生きられないのは
確かですが
お金は自由の土台でもありのです。
これだけ、自由が許される時代や国で
あっても経済的土台がなければ
自由な振る舞いができないと
いうのが現実なのでしょうか。
何かに依存すると自由を失う
経済的なことを中心に本書では
記されていますが
愛情を失ったり孤独を恐れるがあまり
親や恋人や友だちに依存して
自分で何かをする決定権を持たなければ
これも自由を奪われ幸福と言えない
状態と言えるでしょう。
何かに依存する人生は幸福ではない
本書では主に経済的なことを
言っています。
会社や年金に頼らなければならない
専業主婦は夫に頼らなければ
ならない。
このような閉塞感が人生を楽しくない
ものにさせてしまっていると
著者は言っています。
「幸福とは自由（自己決定権）のことであり
そのためには経済的に独立していなければ
ならない」ということで
そうゆう観点から“専業主婦“はそれを
放棄していると著者は言っています。
確かに、絶対に譲れないことをダメだと
断れないほど苦しいことは
ありません。
本書では経済的自立でそれが叶うと
いうことを言っています。
まとめます
確かに綺麗事言っても“お金“を自由に
できることが1番の幸福であるのでしょう。
それは絶対イヤなことを拒める
力となるからです。
しかし、夫に経済的な依存をしているのは
名目上のことだけで
夫婦でしっかり“分業“しているので
あれば
その分、
夫の家事労働は極端に少なくなり
その分夫は
休息や仕事の充実が図れるので
あれば、
専業主婦は労働者の一人として
拒否しなければ不幸になる事柄に
ついては堂々と拒否し
自由に生きられるのではないかと
思う気持ちは私にはあります。
これがしっかり自覚できるがどうか
で幸福度は変わるのではないかと
思います。
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