【斎藤孝著 上機嫌の作法】ふっきり上手 自画自賛と自慢の違い

上機嫌の作法斎藤孝
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最近の日本では

場に対する当事者意識が低すぎることを

指摘している本書では

場を和ませたりできない

不機嫌な人は、自分の存在を相手に認め

させたい自己中心的な考え方からの

脱却ができていないからだと

言っています。

しかし、少し苦手な場に無理ありつれて

こられたりすると、上機嫌でいるのは

難しい時があります。

そんな時は、「ふっきる」ことが大切と

著者は言っていますが

ではどのようにして「ふっきる」と

良いのでしょう?

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著者の紹介

斎藤孝(さいとうたかし)

1960年生まれの59歳

日本の教育学者、明治大学文学部教授。

テレビ出演も多数。

私はNHK教育番組『にほんごであそぼう』

で親しみを覚えている。


ふっきるための3つのタイプ

断言力でふっきる

「これはこういうことなんだ」とはっきりさせること。

「自分は不幸なのかしら?」ではなく

「自分は不幸である」と置かれている状況を

を客観的に認識すること。

不安の形が見えない時ほどより大きな

こととして感じてしまう。

上機嫌は能天気に生きるということでは

なく、

むしろ逆に「技」として行うことなので

「…あえて上機嫌」「…にもかかわらず上機嫌」

のように、…にもかかわらずというところに

知性の成熟があると著者は言っています。

想像力でふっきる

これは、うなずけるところがあります。

人間は想像力という能力があり

現状にないことも自由に思い描くことが

できる生き物です。

ラッキーです。

まあ、大人になればこの能力がだんだん衰えて

来ますが、まだまだ想像の世界で遊ぶことが

できますよ。

なんだか話が脱線したようですが

この、想像力を使えば、気分を能動的に

変えることができると著者は言っています。

『フランダースの犬』のネロは最後まで

想像を膨らませて生きていましたね。

(かわいそうなことだけど😭)

嫌な場面でも想像力で自分の都合の良い

ように角度を変えて見れれば

機嫌も保てることでしょう。

ただ、これが行きすぎて「妄想」に

なり、現実と想像の区別がつかなくなる

ことには注意が必要です。

自分を笑い飛ばす力

これは上級だと著者は言っています。

何かをやる時に

「自分だからすごいんだ」

「自分だからみっともないんだ」

などのように、「自分が」と思わないこと。

これは誰がやっても同じという発想でいる

ということ。

「自分が…」「自分は…」と思うと

自己肯定感が下がり、卑下しているように

なります。

これは、過剰なプライドのせいだと

著者は言っています。

認めてもらいたい欲求が強いため

先に、自分から降りようとしている

行為になります。

これでは、自分を笑い飛ばすことは

できません。

新庄剛志選手が「俺は打つの下手だから」

と笑い飛ばしながら言われた日には

もう、無敵ですよ。かないません。

そんな感じで、変なプライドを捨てなお

自己卑下にしない

新庄選手の上機嫌術を見習いたいですね。

自画自賛と自慢の違い

自画自賛とは、

例えば、

「自分が作ったと思えないほどうまくできた」

などと言う場合、

自分が作ったにもかかわらず良い、

我ながらあっぱれという気持ちからの

言葉で、威張ったりしたいのではなく

客観的に自分の功績を評価している

ことなのです。

自慢と自画自賛を区別できないと困る

ことは、正当な自己評価を自慢としてしまうと

自慢は「思いあがっている」と捉えられる

として対人関係では、

謙遜し合うようになってしまう。

お互いを低く低くして自己卑下していれば

安全と考える。

そのことは、自分も社会も沈滞していく

ことになる。

著者は謙遜の自慢は裏表でどちらも

ろくでもないものだと言っています。

自画自賛力は、今の日本を活性化していく

一つの原動力、推進力になると

思います。

上機嫌の作法 斎藤孝著

まとめます。

上機嫌であれば、自分をうまく笑い飛ばす

こともできるし

客観的に自分を評価することができ

未来を明るくする「自画自賛」ができるように

なる。

本当に上機嫌は知的作業ですね。

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