【あらすじ】平清盛と源義経 火の鳥 乱世編 上巻 手塚 治虫著

火の鳥乱世編上巻
スポンサーリンク

鎌倉時代の幕開けとなる源氏による

平家の滅亡のあたりをモチーフに書かれた

乱世編です。

このあたりの歴史の流れを勉強するなら

わかりやすくて良いと思います。

上下巻あり少し長めですか

細かい源平合戦はあまり気にせず

主人公の弁太(いわゆる弁慶)を

中心に読んでいくとスラスラ読めました。

弁太とおぶう

きこりの弁太はマキを売りに都へ

出てきますが

マキは売れず僧侶や武士のいざこざに

巻き込まれてしまいます。

何も知らない弁太は打ち首になりそうに

なりますが

僧侶のトップ法印明雲に助けられます。

そして、命からがら逃げている途中で

高価なかんざしを拾います。

それを山の家に持って帰りました。

許婚のおぶうにお土産としてあげたかった

からです。

おぶうもお土産は

期待していませんでしたが

大喜びしました。

おぶうは都への憧れが強く弁太に

「都で住みたい」と強く言いますが

聞き入れてもられません。

おぶうは美しい娘で都でもおぶうの

ような娘はいません。

弁太はそのことも都に住みたくない

原因の一つでしたが

二人の両親のことが気がかりだった

のです。

おぶう、さらわれる

ある日、病気のお父さんの薬を

買うために、お土産のかんさし売って

しまいます。

そこから、源氏側(藤原氏)の隠れ家と

勘違いされ、弁太の留守中に両親は

殺され、家は焼かれ、おぶうは事情を

聞くため連れて行かれました。

おぶう、平清盛に仕える

おぶうは美しい娘だったのでとらわれ先で

側女にされそうになるのですが

奥方は、貴族の娘に仕立てて

平清盛に預けます。

弁太、おぶうを探す

そうとも知らず、都中を探す弁太。

五條の橋で役人を足止めしては

おぶうのことを聞きまわります。

奪った刀は999本。弁慶っぽいですね。

弁太、義経に会う

五條橋で弁太と同じように平家の

侍に家族を殺された子供や若者が集まり

弁太に同士が集う「鞍馬山」に行こうと

誘います。

渋々ついていくとそこには

僧侶に預けられた、小僧牛若を

紹介される。

おぶうを探すことを条件に牛若の

家来になる、

おぶう、吹子となり清盛を支える

まあ、とんでもないおじいさん清盛に

吹子は抱きしめたりして

癒しを与えます。

清盛の孤独で寂しく不安な気持ちを

理解してあげていました。

弁太、おぶう(吹子)に会いにくる

仲間の手助けもあって殿上のおぶうに

会うことができるのですが

屋敷を守る家来に捕まり殺されそうに

なります。

吹子は必死に清盛に頼み

正直に自分の身の上と

弁太が好きだとを話ます。

それを聞いた清盛はもう二度と弁太に

合わず、自分に仕えるなら弁太を

助けると言われそれを泣きながら

承諾します。

清盛、火の鳥(火焔鳥)を欲しがる

この吹子と栄華を離したくない清盛は

永遠の命を欲するようになります。

そこで、宋にその鳥はいるとして

宋との交易を活発にしようとします。

そして、火の鳥みたいな鳥が

持ち込まれます。(孔雀みたい)

火の鳥(火焔鳥)逃げる

源氏の軍が清盛の屋敷に火を放ち

その隙に火の鳥は逃げ出します。

それを追って吹子は火のついた屋敷に

飛び込み火の鳥を確保しましたが

弁太の仲間に捕まります。

弁太は義経と一緒でそこにはいません。

鳥と自分を屋敷に返して欲しいと頼み

ますが、弁太のことを考えても返したく

ありません。

しかし、清盛が死にそうだと聞きつけ

この鳥と自分が清盛の支えであることを

知っている吹子はまた、屋敷へ戻って

いきました。

そして、清盛に生き血を飲ませましたが

清盛は死んでしまいました。

この鳥は火の鳥(火焔鳥)ではありません

でした。

まとめます

この乱世時代には、純粋一途で勇敢な若者や

美しすぎる娘がひっそり山で暮らすことは

不可能だったのですね。

この乱世編上巻では

火の鳥の本物は出てきません。

孔雀のようなものが持ち込まれ

“火の鳥“と勘違いしてしまったようです。

だから、その鳥の生き血では

清盛の死を止めることはできませんでした。

これから、弁太とおぶうは

どうなるのでしょう?

そのことを中心に下巻も読んでいきたい

と思います。

乱世編上巻
スポンサーリンク
スポンサーリンク
inuimieをフォローする
スポンサーリンク
ぽつのブログ

コメント