【感想】頭に来てもアホとは戦うな!アホと戦ってしまう人の特徴 田村耕太郎著

頭に来てもアホとは戦うな頭に来てもアホとは戦うな
スポンサーリンク

なんだかムシャクシャしている時に

この本のタイトルが

「バカ」ではなく「アホ」っていうのが

気に入って読んでみれば、何がスッとすることが

書いてあるんじゃないかと期待しましたが

確かにスッとするところがありますが、

ビジネス的な要素が多い

と感じました。

著者紹介

田村耕太郎著 

日本戦略情報支援機構代表取締役、

国立シンガポール大学リー・クワンユー

公共政策大学院兼任教授。

前参議院議員。

この本では、著者が山一証券で勤めていた時や

議員になった時の経験などを織り交ぜて

書いてあります。

アホと戦う可能性の高い人々の特徴

本書では

正義感が強い

自信にあふれる

責任感が強い

プライドが高い

おせっかい

などがあげらています。

正義感が強い

物事を判断する時、善悪を最上位に

置いている人をいう。

最後には正義が勝つ!

善はすすめ、悪は懲らしめる勧善懲悪。

この考え方は憧れというか誰にでも

持ち合わせている感情だと思うますが

学生時代ならそれもいいのですが

社会に出るとその考え方は改めた方が

良いと著者は言っています。

現実はそんなヒーローはそうそう存在しない

だからといって悪ばかりという

ことではない。

正義は人の数ほどある。

その正義を完全に数値化して

公平に判断するのは

不可能だ。

頭に来てもアホとは戦うな 田村耕太郎著

人生は不条理だと思った方がいい。

そもそも“条理“は人間が考えた勝手な

幻想ともいえる。

頭に来てもアホとは戦うな 田村耕太郎著

著者の言う通り

正義も人の数だけあって、人生は不条理なもの

なら、それを盾に言い争っても相手が勝つ場合

も結構あることでしょう。

自信にあふれる

自信とは

自分が正しい、相手を論破できる、

権力闘争で勝てる、成果で勝つ。

根拠のない自信。実績に基づく根拠のある自信。

頭はいいが愚かな人

自分が頭がいい、知識があると思っている人が

相手を諭してやろう、教育してやろう

お仕置きしてやろうとする行為は

明らかに逆効果な場合が多い。

加えて自信家はどんどん脇が甘くなる。

自信を持って成功してきた経験が次への準備を

遅らせる。

頭に来てもアホとは戦うな 田村耕太郎著

自身のある人こそ謙虚に危機感を持って対応すべき

である。

責任感が強い

一種の正義感だがこちらの方がレベルが高い。

責任感が強い故に人事や業績に責任を感じて

小競り合いになりがちな人。

組織全体のことは考えずに行動している人に

立ち向かうのだが、そんなアホとは戦っては

いけないと著者は言っています。

どちらかといえば、相手を気分良くさせ

組織のために少しでも役立たせる。

戦っても怒らせて組織にためにならない。

組織全体のために誘導できなくても

最低でも怒らせて制御不能してはいけない。

プライドが高い

プライドは邪魔にしかならない。

自分の仕事の質に関してはプライドを持つ

べきだと著者は言っている。

手抜きしたい自分と戦うためだ。

それ以外のプライドは“他人によく思われたい“

と思う気持ちだけなので、

相手の態度いかんでは、ばかにされたと

思い、激怒してしまう。

故に、そういう感情は無駄である。

おせっかい

これまた一種の正義感。

他者を正したくなる人。

こういう人は、アホを是正しようとして

戦うことになる。

しかし、いい年になった大人を正すのは

なかなかできない。

それどころか被害者意識を生み

恨みまでもたれて反撃される

可能性まで出てくる。

おせっかいの人は一種の自信家

なので自分が解決できると思って

しまう。

自分でコントロールできることは少ないと

いうことに気ずき

自分がコントロールできることに

集中することが大切。

どれだけ説得しても

どんなにわかったと口に出されても

わかったような顔をされても

まあ「万に一」でも

0.01%でもわかってくれたらもうけ

くらいに思っておく方がいいと思う。

頭に来てもアホとは戦うな! 田村耕太郎著

つまりほとんどの確率で恨まれることに

なるのでおせっかいほど

危険なことはない。

まとめ

タイムコストを考える

人生は長いようで時間の使い方によっては

短い。

プライドを捨てれれず、他者を交えて薄い自分を

色濃くすることができず中身のない人生に

なってしまったり

必要ないものや失敗したことに

いつまでも固執したりすることの

時間の無駄さ加減がわからない。

すると、いわいる本書で述べられている

アホを相手にする無駄な時間を生む。

人間に一番平等なのに配分され

それでいて人生で最も大切な

資源は時間だ。

時間こそ価値を生む。

頭に来てもアホとは戦うな! 田村耕太郎著

コメント