ホエイプロテイン・カゼインプロテインとニキビ『SWITCH』ジェームス・W・クレメント

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最近では、成長期や発育期以外では

乳製品を控えた方が

いいということを

言っている研究者もいるようです。

それは、肥満や糖尿病、アレルギー

胃腸障害やその他の慢性疾患の増加や

ニキビができやすいこととも

関連していると本書で

解説していますので

紹介したい思います。

乳製品が体に与える影響

人類の祖先は、他の哺乳類と同じく

乳児期はミルクを飲んでいますが

離乳後に他の哺乳類のミルクや

それを原材料にしてつくった

食べ物を消費することは

動物が家畜化されるまで

不可能でした。

紀元前4100〜3500年ごろから

ミルクからつくった食べ物を

食べ始めたとされています。

前立腺がんの増殖を促す

乳製品は老若男女問わず

体に良いイメージがあるのですが

本書ではいくつかの慢性疾患の増加に

関連しているという

報告を紹介している。

例えば、IGFー1と言う遺伝子は

身体の成長を促すのですが

血清のIGFー1濃度と

前立腺がんリスクとの間に

強く一貫した関連性があることが

示されています。

大量に飲むと血糖値の急上昇がある

乳製品の低温殺菌に問題があると

本書では指摘しています。

この加熱処理によって

牛乳から有害な細菌は取り除けるが

有益な細菌(プロバイオティクス)も

死滅してしまい

牛乳に含まれるタンパク質を

本来の状態から変化してしまいます。

そのため、豊富な栄養源を含む

この飲み物が人によって

健康問題をひきおこす原因になって

しまっているようです。

また、低温殺菌によって

牛乳に含まれる乳糖(ラクトース)は

体内で素早く吸収され、ベータ乳糖に

変換させられるので

大量に飲むと血糖値の急上昇(スパイク)を

起こしやすくなると言うことです。

ホエイ・プロテインとカゼイン・プロテインの弊害

牛乳に含まれるタンパク質なのですが

これらは消化不良を起こす原因に

なる場合があると示している。

ホエイ・プロテインは良く食品で

見かけますが

ホエイ・プロテインを摂取すると

インスリン値が上昇するとしています。

カゼイン・プロテインを摂取すると

上記でも示した

IGFー1が分泌され

その結果、m TORという成長に役立つ

因子が活発になり

組織の再生や修復を担う

オートファジーが

抑制されることにより

免疫反応を誘発することになり

それに伴い

体内の炎症レベルもアップします。

ニキビに悩むボディビルダーが

多いのは

ホエイベースのプロテインシェイクや

プロテインバーを常用しているからと

本書には書かれています。

ホエイとガゼインは、

以前から、にきびの発生との

関連が指摘されています。

牛乳の代わりに飲むなら何?

実践的には

牛乳ではなくアーモンドやフラックスシード

(亜麻仁の実)、ヘンプ(麻の実)ミルクなど

非動物性のタンパク質の代替食品を

紹介しています。

ミルクをどうしても飲みたい人は

山羊の乳ならミルクでも乳製品でも

食べても良いようです。

その他の弊害

乳製品や動物性タンパク質には

オートファジーを抑制させる

3種類のアミノ酸

(バリン、ロイシン、イソロイシン)

という「分岐鎖アミノ酸」(BCAA)が

含まれています。

これらを過剰摂取すると

健康に被害が出てきます。

例えば、乳がん治療中の女性が

ロイシンを多く含む食品を取ると

タモキシファンなどの抗がん剤の

効き目がなくなって

しまいまいた。

それは

mTOR(成長)を活性化するロイシンが

正常な細胞以外にも

がん細胞まで増殖させてしまうからです。

逆に言えばこの「ロイシン」の摂取量を

極力抑えれば

がん細胞の進行を食い止める

ことも可能であるでしょう

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