古代人の食事「パレオダイエット」『SWITCH』ジェームス・W・クレメント

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糖質制限ダイエットにも

さまざまなものがありますが

ここではやはりタンパク質と脂肪で

栄養をとりながら

ダイエットしていく

「パレオダイエット」について

書かれたところを紹介します。

なぜ「パレオダイエット」が流行しているのか

良質なタンパク質と脂質を中心に

食べて、糖質を抑えるのが

この「パレオダイエット」というものです。

そこで参考とされたのが

古代食なのです。

人間は古代からほとんど変化していない

2003年にヒトゲノムの解析が完了し

人類のゲノムは平均突然変異率は

100万年当たり0.5%しかなく

旧石器時代の人類とほとんど

変わらないといことがわかりました。

現代人と古代人との食事の違い

後期石器時代(4万〜1万年前)の

農耕以前のホモ・サピエンスと比べると

現代人の食事には

タンパク質、単糖類、ナトリウム、

塩化物が過剰に含まれ、

食物繊維、カルシウム、カリウムが

不足しているようです。

古代から、身体自体は

あまり変わっていないのに

食べ物は急激に変化しているので

身体がついていけず

2019年の米国医師会雑誌に発表された

大規模な研究によると

GI値

(血糖値がどのくらいの勢いで上がるか

食品別に測定された値)の

高い食品摂取の増加により

「全死亡率」が14%以上増えています。

2017年に死亡した人のうち

5人に1人が食事に関係していると

いう結果が出ています。

現代は

このような食生活の中で

いかに生き残れるかの戦争のような

ものだと本書に書かれています。

では、古代の生活がそれほど

健康によくて元気で

長生きできたのでしょうか?

逆に食べるものが乏しく

寿命も短かったのではないでしょうか?

狩猟採集民の寿命

とはいえ、太古の祖先の人骨が

発見される形で化石化するには

非常に限られた

条件が揃わなければならず

サンプルの少なさから

年齢を特定するのが難しく

現代人の骨と古代人の骨を

比較するには

環境や食事の内容も違うので

至難の技なのです。

そこで

旧石器時代の人の寿命を知るために

現代の狩猟採集民族に目を向ける

ことにしてみました。

2007年、カリフォルニア大学

サンタババーバラ校の

マイケル・ガーベンと

ニューメキシコ大学のヒラード・カプランは

「狩猟採集民の寿命ー異文化問調査」で

これらの民族の特徴は

幼児期から小児期にかけては低く、

40歳まではほぼ一定を保ち

その後は10歳ごとに2倍に死亡率が

なってきます。

死亡率は集団や時代によって異なりますが

他の生物と比較すれば

その差は小さいものなので

現在の狩猟採集民族を

古代人に見立てて考えれも

それほどズレはないということで

調べてみると

40歳まで生きた人は

さらに23〜26年(63〜66歳まで)

65歳まで生きた人は

さらに5〜10年(70〜75歳まで)

まで生きることを期待されていると

計算し

前近代的な社会集団に

おける最頻死亡率は72歳とし

大半の狩猟採集民は80歳を前に

なくなっているが

90歳代、或いは100歳以上

生きるケースもあり

現代の世界の貧しい国に住む人々の

死亡率とそれほど変わらない。

これらのことから

「人類の祖先は短命」

「現代の世界の貧しい国の

 人々は早死にする」という

一般常識は覆されています。

「パレオダイエット」の基本

旧石器時代の人々が極端に

短命ではなかったということが

わかりました。

祖先が

人類が種として成功できたのは

もともと住んでいた土地を離れて

移住した時でも

環境に合わせて生きていけたから

なのです。

そこの環境に合わせて幅広く

色々食べていたからあでしょう。

パレオダイエットの基本は

高品質のタンパク質と脂質が豊富な

食べ物で

旬の野菜、豆、果物、ナッツ類で

精製・加工された糖質はなく

砂糖もないし

乳製品なども皆無だったのです。

これら古代ならありえない食事を

避けて

現代で食べていくというのが

「パレオダイエット」です。

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