①「ねたみ感情」を減らしたい『幸福論』ラッセル著

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今、

自分の中で一番厄介な感情といえば

“妬み“なのかもしれない。

ダイレクトに“嫉妬している“と

わかればまだ楽なのですが

他人のふとした言葉を聞いた時

なぜか胸がザワザワとした

形容し難い感情が芽生えたり

します。

それをかき消そうを思いますが

そう思えば思うほど

頭から離れないのです。

この悩みの“妬み“はどれほど

人の「幸福」に影響するのでしょう。

ねたみは公正な社会組織の弊害である

民主主義はある意味「競争」がある社会

であります。

エフェソスの市民は

「われわれの中に一番になるものが

 いてはならない」と言ったかどで

 ことどとく絞首刑に処するべきだ、

 とヘラクレイトスは主張している

「幸福論」ラッセル著

階層が固定されている時代なら

最下層の人々は、貧富の差は

神によって定められていると

考えている限り

上流階級を羨ましいと思わなかった。

現代のような

社会的身分が不安定であって

民主主義も社会主義も「平等」を

掲げているために

“ねたみ“の範囲が大きくなっている

と本書では記されています。

これは“公平な社会“を作るための

“自由な競争“のため

耐えなければならない弊害であり

避け難いことでもあるのです。

なので“神“が定めるほどの

階層ではないのですが

自由競争の中で

少し“超えられそうな“な層ができたため

近年では“ねたみ“という感情が

芽生えやすくなったのかも

しれません。

“ねたみ“軽減策

現代の社会組織を根本的に改革する

こともありますが

“ねたみ“が起こしやすくする他の力を

減らしていくことを検討しなければ

なりません。

疲れを減らす

著者は自分より楽な仕事をしている人に

対しての“ねたみ“の形が多いので

“疲れを減らす“ことを示しています。

とにかく「本能」を満足させることが

重要だとしています。

性的な生活の充実

性的な生活も原因になっていたりすると

指摘しています。

子供を産み

家庭の中で子育てをしたり

その中で自分が正しいと思う仕方で

子供を育てるなどの

平凡な生活の資力に

むやみやたらに他を妬んだりしない

要素があると著者は示しています。

これは“子育て“というより

「自分が正しいと思う仕方で」というのが

重要かもしれませんね。

宇宙規模で考える

著者は文明人らしく

心情の拡大を図ることを勧めています。

自己を超越し

宇宙規模で考えれば

隣人や広げて世界の人との間で

ねたみ合うのも些細なことなのです。

自分の関心を思いっきり外に向ける

働きかけが幸福につながるのでしょう。

幸福論 ラッセン
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