人の最大の罪は鈍感なこと『言葉一つで、人は変わる』野村克也著

言葉一つで人は変わる言葉一つで人は変わる
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同じことを言っても

タイミングや言い方によって

相手への影響は大きく変わる。

しかし、言葉がけのテクニックだけ

学んでも、相手の気持ちを

動かすことはできません。

本書は有名な野球監督ですが

たくさんの選手や関係者と

関わるなかで

言葉の裏の感情が大切であると

記しています。

具体的にはどんなことでしょう。

上司の評価に不満を持つ人への言葉

他人の評価で人は生きている

自分では数字の取れているし

できていると自己評価は上々な選手なのに

監督の評価は良くないことに

腹を立てられることがあるが

それは、自分の自己愛からくる

評価と

監督が求めていることを

満たしているとしての評価との

食い違うことによるものだと

著者は言っています。

その場合、

自己評価か他者の評価の

どちらの評価の中で生きているかと

言えば

“他者の評価“なのです。

人間は一人では生きられないのです。

なので他者からの評価の中で

生きざるを得ないのです。

なので

「あれもできるこれもできるのに…」と

なぜ、評価が低いのかと悩むより

相手は何を望んでいるのか

そして、その評価を上げるのには

どうしたらいいか考える方が

自分の人生を切り拓いていく

近道だと言っています。

自分勝手に評価を上げようと

努力するより

相手の望むことへ努力する方が

コスパが良いということです。

伸び悩んでいる人への言葉

人の最大の罪は、鈍感であること

相手が何を望んでいるか

求めているかを考えるのも

そうですが

著者は選手たちに「感性」の

大切さを訴えています。

人は感じるから、考えるのだ。

そして自らの頭で考える人間は、

困難にぶつかったときにも。

解決策を自分のものにして

成長していける。

何も感じない人は、

考えることもないので

壁にぶつかったときに、

もう一つ

ステップアップできないのだ。

つまり、すべての始まりは

「感じる力」なのだ。

「言葉一つで人は変わる 」 野村克也著

持って生まれた「感性」だけでなく

周囲への観察やその因果関係や背景を

見る癖をつけておくことが

大切で

これによって選手を結果論で

叱りつけることを阻むことに

なるのと記されています。

この「感性」が鋭ければ

不用意な言葉を相手にぶつける

機会か減るということです。

確かにいつも話すとどこかで

トラブルを起こしている人もいれば

どんな時も

うまく話を切り盛りできる人などに

私は遭遇すると

「これって“感受性“の違い?」

と思うことがあります。

「すべての始まりは、感じる力だ。」と

記されているのも頷けます。

選手の成長を促す問いかけ

その根拠はなんだ

著者はいいことでも悪いことでも

“根拠“を持って挑むことを

記しています。

根拠をもって常に行動する人間は

考えない人間よりも

はるかに成長していく。

これは野球だけにかぎらず、

どんな仕事でも言えることだろう。

「言葉一つで人は変わる」野村克也著

何か失敗した時、何も考えずに

漫然とした行動によるものなら

その失敗による成長はありません。

言い訳にはなるかもしれませんが

しっかりとその行動に根拠があるなら

しっかり打ち出して

叱られることが次の評価につながる

ことになるのでしょう。

著者は

「その根拠はなんだ」と選手に聞くことに

しているそうです。

こんな時、その根拠を怯まずに

言えるようでありたいですね。

部下の意識改革を促す言葉

部下に対してどのようなことを

指導すれば良いのか?

著者がいつも指導にあたる時に

意識している言葉があります。

「考えが変われば行動も変わる、

 行動が変われば習慣が変わる、

 習慣が変われば人格が変わる、

 人格が変われば運命が変わる、

 運命が変われば人生が変わる。

「言葉一つで人は変わる」 野村克也著

口先だけで指導しても

相手には届かない。

まずは、意識を変えることに

注力すると自ずと行動を変えることが

できます。

そして、

徐々に人生も変えてしまうのです。

まとめます

人を育てるのは

金儲けし財産を残すより尊いと

著者は考えています。

このように言葉一つでその人の

運命や人生を変えることがあると

いうことを意識して

狙いや根拠を明確にして

声をかけていかなくてはならないと

感じました。

言葉一つで人は変わる
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