【老子】「争ウナ」「自カラ足ルコトダ」『タオ』加島祥造著

タオ
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今から約2500年ほど前の

中国の哲学者で本書は老子が残した

言葉を現代風に文章に綴り

現在の私たちの生活の中での

争いや無念や焦燥を癒す

ような内容となっています。

紀元前の人の言葉に絆されるなんて

不思議な気分になる本であります。

争わず足りを知る

著者は老子の教えとして

人間のする“行き過ぎ“に警鐘を鳴らして

いると記しています。

近代以来の欧米社会では

所有・自己主張・支配の三つの態度が

優勢になり過度になっている。

「老子」の時代であっても

戦国時代の真っ只中、このような

傾向にあった。

老師はそれを戒めて「争ウナ」

「自カラ足ルコトダ」といった言葉を

よく使っていた。

これらの言葉は21世紀の今であっても

世界全体への警告になっている。

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