【ケトン体】飢餓状態は悪いことなのか?『ケトン体が人類を救う』① 宗田哲男著

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最近、よくダイエットの一種で

“ケトジェニック“という

言葉を聞くようになりました。

テニスプレイヤーのジョコビッチは

糖質制限をして、糖質をエネルギーと

せず、脂肪を燃焼させて“ケトン体“を

体内に作りそれをエネルギーにして

プレーをして優勝を繰り返してきた

ためにその食事法が話題になりました。

しかし、このケトン体は

ご飯やパンなどの糖質を取っていると

そちらを先にエネルギーにするため

ケトン体は作られません。

なので、一聴すると

「偏食するってこと?」

「ご飯を食べないのはどうなの?」

などとちょっと“悪者“感を持たれる

ことがあると思いますが

著者はその誤解を解くべく

本書に記しています。

ダイエットの一助になるので

紹介します。

著者説明

宗田哲男(むねた てつお)

産婦人科医師。

自身もお米、スイーツ好きが高じて

肥満、高血糖となるが1日一食、

糖質制限で現在

体調はよく肥満、高血糖を抑えた

経験を持ち『ケトン体』をエネルギーの

“材料“とすべく

啓蒙活動をされている。

なぜ、ケトン体が悪者になったのか

著者はそれはいくつかの思い込みや

古い論文の間違いを検証しないままに

鵜呑みにしてしまった

結果だと言っています。

その誤解の最大の原因は

ケトン体が上がる時は「飢餓」とか「飢え」を

意味すると医学書に

書いてあるためじゃないかと

いうことです。

人の長い歴史で「飢え」は当たり前だった

人の歴史では飢餓というのは

日常的なことでした。

食べるものがないということが

当たり前でした。

なので元来、人は空腹対して強い

生き物だったのです。

今は、簡単に食べ物を手に入れることが

できます。

朝の忙しい時だってコンビニへいけば

朝も簡単に取ることができます。

ペットボトルに入った甘いジュースなどは

速やかに血糖を上げて

空腹を満たします。

しかし、それはここ50年ほどの

話でこのようなカロリーを手軽に取れる

時代が来たのは

つい最近のことなのです。

「バランスの良い食事」とは?

いろんなものを平均して食べることが

バランスの良く、それが正しいと思っている

人は多いでしょう。

しかし、同じ哺乳類でも

パンダやコアラが肉も笹もユーカリも

バランスを考えて食べているかと

言えば、違うしライオンでも然りです。

主食と副食を両方食べたらバランスが

いいという考え方は

人間の都合で作った概念であって

動物という観点では見れば

また違っていることがわかります。

その人間の都合で作ったバランスで言えば

今は、

炭水化物60%、タンパク質20%、脂肪20%

が“バランスの取れた食事“とされて

います。

この“バランスの取れた食事“も

「多くの日本人がこういうバランスで

食べていたから」っていうぐらいで

決めたのではないかと

著者は言っています。

なぜなら、“バランス“というなら

33%33%33%で良いと

思われるからです。

まとめます

「ケトン体」をエネルギーにするなら

身体を一度「飢餓状態」にしなくては

ならないのですが

通念では、「バランスの取れた食事」が

優秀とされ、

「飢え」を招いたときに発揮される

エネルギー生成にはどうしても

“邪道“感がある。

しかし、近年になって

これだけ社会で“メタボ“や“糖尿病“が

蔓延すると“バランスの取れた食事“が

果たして効果を出して要るのか

疑問を抱かずにはいられないと

本書を読んで思いました。

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