【講演】知ってることの10%で話す 1秒でもムダに生きない 岩田健太郎著

1秒もムダに生きない1秒もムダに生きない
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限られた時間でいかに自分の持っている

知識をみんなに伝えたら良いか

講演会や学会発表などの時は

緊張してしまいます。

これらを準備するのに大変な

手間もかかるし、

聞きにきてくれている人たちの

時間も無駄にはできない。

いかに効率よく時間を使うかを

本書では記されています。

スライドを減らした講演

例えば、パワーポイントを用いた

スライド使った講義や

話術とノートと黒板を使ったり

聴覚と視覚両方からの

アプローチが定番ですが

著者はそれでは「思考停止」になりがち

だと言っています。

ギリシャの哲学者・ソクラテスは

文字で自分の考えを残しません。

文字にすると

記憶をさぼり、知性が落ちてしまうと

考えたからだそうです。

著者はこのパワーポイントで使う

スライドを作ることによって

この手間にかかる時間と

聴衆の貴重な時間を節約するために

スライドの数を極力減らしていき

フリーのトークを増やすことに

したのです。

スライドを減らした効果

それは評判が良かったのです

それは、スライドを使うことに

よって聞き手に「これを伝えたい」と

いうより

「俺はこんなに勉強しましたよ」と

「こんなに頑張ってスライドを作りましたよ」

と自らの“努力“をアピールする会に

陥ってしまい

聞き手にはいっぱいいっぱいで

その努力の作品は驚愕だけを

残して聞き手を置いて流れて行って

しまうことになります。

それと、この情報を詰め込んだ

自分の努力の結晶の

“スライド“の内容を限られた時間内で

聞き手に伝えたいと

思ったら喋るスピードも勢い速くなり

もう、スライドは紙芝居のように

パラパラと流れるわ

しゃべりは早いわで聞き手はなんの

知識も得ることができないまま

講義は終わってしまいます。

そして、スライドも機械なので不調で

動かなくなったり

詰め込みすぎて時間内に終わらず

次の演者までに迷惑をかけてしまう

ことになることもあります。

他人の時間まで奪うことに

なりかねません。

「知っていることの10%」くらいだけ話す

“私はこんなに知っている“と

肩肘を張らない方が

本当は講義や講演に余裕と深みが

生まれて面白くなると著者は言って

います。

著者の場合、

与えられたトピックスについて

「知ってることの10%」だけ喋る

ようにしているとのことです。

そう割り切れると

急いで喋ることもないし

本当に大事な要諦に絞って話す

ことができるため

聞き手もキャパを超えることなく

知識を得やすくなるのでは

ないでしょうか。

質疑応答も問われたことが

即答しやすいと言っています。

まだ90%もストックが

残っているからです。

まとめます

スライドを最初から「なし」にして

話す内容も絞ることによって

時間を有効的に使うことが

できるのです。

それよりも講義の内容を

そらで覚え話術による講義の

充実を図ります。

そのためにも知っていることを

全て盛り込むのではなく

重要事項、大切なデータを

中心に記憶しておくことが

大事になります。

スライドをノートがわりにして

読んでいるとそうゆう記憶が

できなくなり

聞き手が関心を持つような

講義ができなくなります。

聞き手の時間を無駄にするような

講義は受けない方が良いと

著者も言っています。

1秒もムダに生きない
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